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U-22代表、6/7練習後のコメント

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 ロンドン五輪アジア2次予選クウェート戦を19日と23日に控えるU-22日本代表は7日、東京都内で関東合宿2日目の練習を行った。以下、U-22日本代表選手、練習後のコメント

●MF山本康裕(磐田)
「(オーストラリア戦では)選手が苦しい中でJで出ている選手がもっと中で声を出さなければいけないと思った。中で変える選手がいなければ厳しい。アウェーや次のホームの試合で、あのとき以上にお客さんが入ると、声が通りにくくなる。普段からこれまで以上に会話をしなければいけない」

―きょうの練習では前線へ駆け上がることが多かったが、中盤に入ってどのようなプレーを心がけた?
「後ろと前との兼ね合いが大事。近くの選手がやりやすいように1タッチでボールを返したり、周囲を活かそうと思った。前への飛び出しはジュビロのときも心がけている。自分にボールが入らなくても、変化が出ればということで繰り返していきたい。右サイドをやることで人に使われることで、(その立場の動きを)自分で見ることができた。今回中央ということで、使われる立場から人を使う立場になった。その理解ができている」

―現在控えという立場で悔しい思いを
「自分が劣っているとは思わないし、自分が中心になってやらないといけないと思っている。オーストラリア戦で出られなくて悔しかったけれど、それは表に出さずに、出ている選手に声をかけたりチームのためのことを考えた。今回山村が抜けて多少代わりという感じがあるけど、自分はポジションを取られたとは思っていない。自分のいる中盤がいいと監督に思わせたい。監督のサッカーを一番理解してみんなに浸透させたいと思っている。あす(の湘南戦で)思い切ってやってしっかり準備したい」

―アジアユースで敗退して五輪にかける思いも強いと思うが
「年代別としては最後の代表。このチームで五輪を戦って、(そこから何人もが)A代表に行くのが理想。自分たちも(酒井)高徳たちも2大会連続アジアユースで韓国に負けて悔しい思いしている。悔しい思いをした選手たちを引っ張っていけたらと思っている」

●DF扇原貴宏(C大阪)
「(きょうの練習の狙いは)取られたときのカウンターの対処です。オーストラリア戦は立ち上がりカウンターでやられていた。中盤で(選手によってビブスの)色分けをして役割をはっきりした」

―どのような部分でアピールを
「頭では(やり方を)だいぶ理解している。そういう部分をあすできたらいい。チームとやり方が違う。こっちにはこっちの役割があるし、考えてやっている。自分の特長は攻撃のところ。(もちろん)CBなのでゼロで抑えるところは意識している。あすはしっかりゼロで抑えて攻撃の起点になれるように。左足でアピールしたい。オーストラリア戦は中盤が後ろに吸収されたので、前に押し出して(彼らが)やりやすいようにやりたい」

●MF山口螢(C大阪)
「(練習では)中盤からゴール前に当てて、そこからの攻撃の確認などをしました。(ダブルボランチを組んだ山本)康裕が前目にポジションを取るので(山村とのコンビのときとは違い)自分が下がってバランスを取った。中盤で回すとき、オーストラリア戦でポゼッションができていない部分があった。これは上げていかなければいけない」

―アジア大会からメンバーは大きく入れ替わった
「(アジア大会メンバーが減って)寂しいというのはあるけれど、それは競争なんで。自分自身も残れるようにもっとコンディションを上げていく」

●DF實藤友紀(川崎F)
「左SBはアジア大会のときに初戦で一度やっている。右はフロンターレに行ってからもやっているし同じようにやればできると思う。対人のところ、スピード、オーバーラップで点に絡むこと」

―左SBでのプレーはチャンス?それとも逆?
「初日の時点でチーム状況を見たとき、左SBはあると思って準備していた。(慣れているポジションではないが)自分にとってはチャンスの方が多い。チームの勝利に貢献しなければ意味がないので、あすはアピールしつつ試合に勝つ」

―アジア大会からメンバーが大きく入れ替わったが
「クラブで試合に出ている選手というのは、何かしらの能力があるからクラブで試合に出られている。今は『自分たちは優勝しているから』という気持ちはない。今のこのチームで試合に勝ちたい。オリンピックは夢。やるべきことをしっかり確認してチャンレンジしたい」

●GK増田卓也(流通経済大)
―代表を離脱してチームに戻るが?(総理大臣杯予選、日本体育大戦)
「明日勝てば全国が決まるので、勝たないと意味がない。いい試合をして結果を残したいと思う」

●DF比嘉祐介(流通経済大)
―代表を離脱してチームに戻るが?
「大臣杯に絶対勝って、全国に行きたい。いきなりチームに合流するが問題はない」

●DF吉田豊(甲府)
「明日の試合に備えて、別メニューだった。どこかを痛めているとかではない。全く問題はないので、明日はしっかりとやっていきたい」

●MF山村和也(流通経済大)
「(オーストラリア戦では)連動して守備をできなかったり、マークを外されたりする部分が多かった。攻撃は前半に点を取ったあとにボールを失うミスがあった。でも後半はいい状態で進めたと思う」

―守備の部分などの反省点は?
「中盤でリズムをつくれなかった部分があったが、今日の練習でそこができた部分があったと思う」

―クウェート戦を控えてのプレッシャーは?
「ピッチに立ってしまえばやるだけ。プレッシャーはあるが、まずはしっかりホームで勝ってから第2戦に臨みたい」

―個人として今後の課題は?
「中盤のところでリズムをつくれればと思う。関塚さんから特別に言われていることはない。リズムを作りたいときはボールを回したり、状況によってやっていければ」

―永井とのコンビネーションは?
「永井さんというよりも、前(のFW)にボールを当てられるように意識してプレーしている。そんな中で永井さんの欲しいタイミングがだんだん分かるようになってきた。FWはいつも見るようにしているので、永井さんの特長を活かせたらと思う」

―永井はスピードがある?
「やっぱりスピードがあるので出しやすい。いつもより長く、スペースに落とすイメージでパスは出している」

―今日は相手チームに入ってやったが?
「まとまりができているなと、チームとして良くなっているなと相手側としては感じた」

―所属先に戻ることになるが?
「代表合宿があるなかでチームに戻らせてもらうので、明日はしっかり勝ちたいと思う。勝って代表にまた呼ばれたらしっかりとプレーしたい」

―流通経済大ではぶっつけ本番になるが?
「そこに関しては問題ないと思う」

●FW原口元気(浦和)
「前の試合で攻撃は良かった。守備の部分で試合の入りとかで課題が見えたり、自分自身のポジショニングも悪かった」

―チーム内で話し合いは?
「全員でまとまってというのはないが左SBの比嘉とかと話したり、コミュニケーションは取っていろいろな会話はしているので、チームとしての課題は改善されていっていると思う」

―攻撃の部分は?
「攻撃では自分のイメージがあるなかで(監督からは)自由にやっていいと言われている」

―明日へ向けて。
「あしたはチームとしてしっかりと戦ってクウェート戦につなげたい。チームとしていい結果を残したい」

―得点は狙う?
「チームとして上手くやれればいいと思ってるし、いい結果を残せればと思う。そういうなかで点も取れれば」

―ナビスコ杯から続くが?
「多少の疲れはあるけど、この前も点を取れたし流れはいいので、いいプレーができると思う」

(取材・文 吉田太郎、片岡涼)

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