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流通経済大が全国出場決める!!U-22代表トリオはフル出場でクウェート戦へ弾み

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 第35回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント・関東代表決定戦のBブロック決勝が8日に行われた。流通経済大が日本体育大に5-1で圧勝を飾り、2年連続8回目の全国出場を決めた。前日7日までU-22日本代表合宿に参加していたMF山村和也、DF比嘉祐介、GK増田卓也は3人ともフル出場。今月19日と23日に控えているロンドン五輪アジア2次予選クウェート戦へ向けて弾みをつけた。

 5日に関東大学リーグの国士舘大戦(2-1)を戦い、6日から2日間はU-22代表の関東合宿に参加。そして今回の日本体育大戦となったため、山村は「体が重かったので、きょうはあまり良くなかった」と試合を振り返った。CBとして出場したが、いつものような攻め上がりは少なく、チームも早い段階で大差をつけていたため、控えめなプレーに終わった。それでも対人の強さや正確なロングパスでらしさをみせた。

 一方、比嘉は「ここで負けたら意味がないと思った」と序盤からハイペースに攻撃参加。守備では幾度も相手の攻撃の芽を摘んだ。後半には、左サイドから果敢にドリブル突破を仕掛けて、角度のない位置からシュート。オウンゴールを誘い、3-1にリードを広げるゴールを演出した。主将を務める増田も好セーブをみせ、最小失点に抑えた。1失点に「あれは自分が止めなきゃいけなかった」と反省を述べたが「出場権を獲得できて素直にうれしい」と笑顔をみせた。

 今後は休む間もなく中2日の11日にリーグ戦の専修大戦が控えており、13日からはU-22代表の合宿が始まる。そして19日と23日にクウェート戦。過密スケジュールだが、U-22代表でもボランチの主力を担う山村は「こういうことは滅多にない。体のケアをしっかりして、まずはリーグ戦で勝って、クウェート戦に臨みたい」と意気込んだ。2年連続の全国切符を手に入れ、この勢いでクウェート戦に臨む。

(取材・文 片岡涼)

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