beacon

U-17代表のW杯直前合宿、94JAPAN恒例の“映画鑑賞会”で団結深める

このエントリーをはてなブックマークに追加
 今月18日に開幕するU-17W杯メキシコ大会に向け、メキシコ・トルーカで合宿中のU-17日本代表は現地時間10日、高地順化のためのメニューやボールトレーニング、紅白戦など2時間に渡って練習を行った。

 日本サッカー協会によると、この日の夕方からはチーム全員で94JAPAN恒例となっている映画鑑賞会を実施。寄せ集めの大学生チームであるホッケー・アメリカ代表がオリンピックで強豪国に挑戦するという実話を基にした「ミラクル」という映画を鑑賞した。鑑賞後には全員で感想を発表したという。FW鈴木武蔵(桐生一高)は「どんなチームでも“ひとつ”にならなければ勝てないことがわかった!」と話した。“共鳴”をチームコンセプトに掲げている94JAPANが、映画を通じて共通意識を持ち、さらに団結を深めたようだ。

 明日11日には、現地入りしてから初となる練習試合を行い、ディポルティーボ・トルーカFCと対戦する。本大会へ向けて、背番号10を背負うFW鈴木隆雅(鹿島ユース)は「絶対に点を取りたい」と話し、DF早川史哉(新潟ユース)は「U-15代表から入っていたので、この大会に賭ける思いは大きいです。絶対にファイナリストになりたい」と強く意気込んだ。18日に開幕する本大会へ向けて弾みをつけるためにも、まずは直前の練習試合で結果を残したい。

以下、JFA公式サイトより選手コメント

●FW鈴木隆雅(鹿島ユース)
―いよいよ明日はディポルティーボ・トルーカFCとの試合ですね。前回のトルーカ戦(3月)から右サイドのFWに挑戦していますが?
「FW(右)をトルーカから始め、スロバキアでもやってようやく慣れてきた。点が取れて楽しいポジションなので、本大会では絶対に点を取りたい」

―メキシコの食事は摂れていますか?
「1回メキシコに来ているので、慣れているし、本当に美味しいが、今日の晩御飯に出てきたお肉はNGでした(笑)。それ以外は全部食べてます」

―鹿島や仙台(出身地)で応援してくれる人に一言。
「どちらも被災地なので、その人達に元気を与えられるよう頑張りたい。祖母も避難所生活中なので、元気な姿を見せたい」

●DF早川史哉(新潟ユース)
―スロバキアカップから94JAPANに戻ってきましたが、W杯メンバーに選ばれた感想は?
「正直嬉しかった。一時期呼ばれてなくて辛かった。U-15代表から入っていたので、この大会に賭ける思いは大きいです。絶対にファイナリストになりたい」

―鈴木隆雅選手・鈴木武蔵選手と早川選手がチームの中で早生まれ(高3)ですが、チームの中での役割はどのように考えますか?
「フィジカル的な所を担当します(笑)。(チーム内では『オレンジマッチョ』と呼ばれている)ランニング等でも先頭を走ってチームを引っ張りたい」

―新潟の皆さんに一言。
「今までの人生で関わってくれた全ての人に感謝の気持ちを持ち、新潟と日本を代表することに誇りを持って頑張りたい」

(文 片岡涼)
▼関連リンク
U-17W杯2011特設ページ

TOP