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U-22代表、6/20練習後のコメント

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 2012年ロンドン五輪を目指すU-22日本代表は3-1で快勝したU-22クウェート代表との五輪アジア2次予選第1戦から一夜明けた20日午前、愛知県豊田市内で軽めの調整を行った。U-22代表は20日午後に敵地・クウェートへ移動。23日にU-22クウェート代表との第2戦に臨む。以下、U-22日本代表選手の20日練習後のコメント

●FW永井謙佑(名古屋)
―外から試合を見た感想は
「勝ってアウェーに乗り込むのでよかった。いい流れで試合ができていた」
―怪我の具合は
「対人もできる。全然問題ない。次の試合に向けていい準備したい」
―代役として出場した大迫選手が得点したが
「サコ(大迫)も決めてFW争いが熾烈になっている。自分もしっかりアピールできるように。しっかりとピッチで結果を残したい」
―アウェー戦ではどのようなプレーを
「得点を決めればアウェーゴールになる。しっかりと決めてチームに貢献したい」
―これまで一番暑かったのは?暑いのは得意?
「高校や大学の試合は昼なんで。あまり気にしちゃうとよくないのであまり気にしない。真夏の試合でフルはかなりきつかった。(冷房は)暑かったらつけるし特別意識はしていない」
―外から試合を見ている心境は
「(外から)見ていると試合に出たいですね」
―第1戦(豊田ス)は地元のファンが残念がっていたが
「しっかりと23日(第2戦)のピッチに立って『元気だよ』と示したい」

●MF清武弘嗣(C大阪)
-昨日は奥さんが見に来ている中でゴール
「初めて見に来て『うれしかった』と言っていたし、ひとつ決められたのはよかった。(アウェー戦へ向けて)しっかりと気持ちを切り替えてチーム一丸でやりたいと思う。昨日、前の選手はみんなよかった。力はみんなある。危ないシーンもあったけど、次の試合も自信をもってサッカーやればと思う」

●MF東慶悟(大宮)
「アウェーの環境に慣れていないからと言って、質が落ちてしまうことのないようにしたい」
―1点取られたことについては
「3-0で終わることがベストだったと思う。ただ1点取られたことでピリッとなる。その点は逆にいいと思う」
―立ち上がりの課題が改善されていた
「オーストラリア戦で(立ち上がりに)取られてしまったし、みんな意識している。どんよりとした雰囲気で試合に入らないように。一人ひとりが声を掛け合って意識して臨むことが大事」
―個人的にはどのようなプレーを
「点に絡めなかった。出られたらゴール、アシストできればいい」

●GK権田修一(F東京)
―アウェーゴールを取られてしまったが
「取られてしまったのはしょうがない。2点差あることを前向きに捉えられればいい。監督とはまだ話してないけど、DFとは話して課題として考えている。(失点シーンでつなごうとしてボールを失ったことは)マイボールにしたいということもあるが、リスクは極力減らすこと。どのポジションにもあることなのでみんなでしっかりと対応していきたい」
―クウェートの印象について
「10番(ジャベル・ジャゼア)の選手に少してこずったけど、17番(ユセフ・ナセル)はある程度手ごたえがある。FKは強烈だったけど、守れない相手ではないと思う」
―第2戦ではどのようなサッカーを
「相手のサッカーに合わせるのではなく、自分たちのサッカーをやれば点を取れる自信があるし、2点も3点も取られることもない。自分たちのサッカーをすること。0-1になったとしても自分たちはまだリードしている。自分たちがバタバタしてしまうのが一番よくない。先に取られたとしても落ち着いてやること。(2戦合計で)勝てば上にいけるのは確か。でも引き分けや0-1狙いのサッカーをしに行くわけではない。勝って上にいきたいと思う」

●MF山村和也(流通経済大)
―クウェートの暑さ対策は?
「相当暑くなるので、クーラーを使うときは気をつけたりしています。28度以上に設定しようと思います。チームからは対策についてはまだ言われていません。暑いのは苦手ですね(苦笑)比嘉君に聞く?いや、あいつは何も考えていませんから。2月に行った時は春のような気候でしたし、40度以上は初めてです。ちょっと分からないですが、でもジメジメ感がないからそれほどやりにくくないのでは」
―試合のペース配分も大事なる?
「なるべく気にせず、普通にやっていきたいとは思っていますが、グラウンドも悪くなるし、クリア中心でいこうとか、そういうのは必要だと思います。(2月に試合会場を経験したが)僕は試合は途中からだったので長い時間やっていないのですが、グラウンドの状態は分かっています。ボールがイレギュラーします」
―試合球も現地に行かないと分からないようで、今日は複数のボールを使って練習していたが?
「僕はジャブラニじゃないほうがやりやすいです。大学ではけっこういろいろなボールを使っているし、対応に困ることはないです。むしろジャブラニの方が慣れるまで時間がかかりました」
―時差は?
「日本から中東に行く分には問題ないです」
―あらためて昨日の自分のプレーを振り返ると?
「課題であった中盤でリズムを作るということがある程度できたと思います。でも、苦しい時間帯や終盤のプレー選択が良くなかった。ラスト15分の苦しい時間帯で、チームとしてもっと、つなぐところと、そうじゃないところをハッキリさせないといけません」
―3-1というスコアについては?
「次に勝てば問題ないので、自分たちのプレーをしたいです。しなくていい失点だったとは思いますが、アウェーに入ったときにそういう部分も修正して、リスクをかけずにやりたいです」
―ところで、選手パスの写真が丸刈りなのだが?
「中1から高3まで6年間、ずっと丸刈りでした。写真は高3で代表に初めて入ったときのもので、そこから変わっていないんです。あのころは高校でしごかれていました。憧れていました。雑誌とかを見て、こういう髪型がいいとか考えていました」
―理想のキャプテン像は?
「背中で引っ張っていくタイプがキャプテンらしいのかなと思いますが、自分はしっかりコミュニケーションを取るキャプテンになりたいです」

●DF酒井宏樹(柏)
―(失点に絡んでしまったが)メンタル的には立ち直った?
「きのうはDF陣に謝りにいきました。もう切り替えています」
―第2戦ではどういうプレーをしたい?
「攻撃のタレントが多いチームなので、無理して上がることもないと思います。次はFWが決めてくれると思いますし」
―昨日はことごとく素晴らしいクロスを上げていたが?
「クロスは質のいいボールを上げればFWも飛び込みやすいと思います。誰を狙うとかはないですね」
―股関節が柔らかいのか?
「いやー、体は硬いですけどね」
―クロスはうまくなったと感じているのか、以前から自信があったのか?
「クロスがうまくなっているとは感じないですが、それよりいいイメージで上げられているという感じです」

●DF鈴木大輔(新潟)
―あらためて昨日の試合を振り返ると?
「相手のFWに対しては仕事をさせなかったですし、失点するまではうまくできていたと思います。裏のDFについては、一人が競ったら一人がカバーということを徹底していました。思ったより相手は前から来なかったですし、うちのサイドも上がれていたし、良かったと思います」
―試合の入り方も良かった。
「立ち上がり、僕も(濱田)水輝もFW(17番)のクサビに対して行けていたので、相手が嫌がってました。FWも前から行けていたし、それでリズムを作れたと思います。次も守備からリズムを作りたいです」
―10番が途中から入った後の守備は?
「10番が入って2トップ気味になって、中途半端なポジションを取られてしまいました。次も(昨日の後半のように)前がかりになってくると思うので、2トップ気味になるだろうと思います。マークをハッキリさせて、引いてきたらどこで受け渡すのか、僕らがいくのか、そのへんをハッキリさせておきたいです」
―試合運びも次は重要になる。
「相手も得点が必要なので、前から来ると思います。そこで受け身にならず、コンパクトに自分たちのリズムでサッカーをしていきたいです。昨日も後半はペースが落ちてしまいましたから、ペース配分はしっかりしないといけない。行くところと行かないところをハッキリさせていこうと思います。ボールを持たせて、こちらが引くわけではないけど、やらせているという感覚でいくのでいいと思います」
―昨日の失点でメンタル的に落ちている仲間もいるかもしれないが?
「でも、後ろからまわされて崩されたというのではなく、ミスからの失点ですから、そこはポジティブにやっていきたいです。もちろん失点はもったいないですけど」
―40度、45度の世界は経験したことある?
「試合をしたことはないですね」

(取材・文 吉田太郎、矢内由美子)

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