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仙台が今季最多の4発大勝、梁が第1子誕生&通算300試合出場を自ら祝う先制点!!

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[6.22 J1第17節 仙台4-0甲府 ユアスタ]

 ベガルタ仙台がMF梁勇基の今季初ゴールなどで甲府に4-0で勝利した。今季最多の4得点を挙げての白星獲得で開幕から12試合負けなし(6勝6分)となった。

 過密日程のなかで行われる5連戦の4戦目となった今節、仙台はFW柳沢敦を移籍後初の先発に抜擢。一方、ここまで全試合で先発していた日本代表MF関口訓充がベンチスタートとなった。

 19日に第1子となる長男が生まれたばかりの梁が自身のJ1・J2通算300試合目の出場となった試合でメモリアルゴールを決めて、チームに勢いをもたらした。前半19分、FW赤嶺真吾のパスをPA手前でのゴール前混戦から柳沢がワンタッチで赤嶺に戻す。これがラッキーな形で赤嶺の足に当たり、ボールはPA内左に流れた。ここに走りこんでいた梁がGKを前に右足で冷静にシュートを決めた。ゴール後は“ゆりかごダンス”で第1子の誕生を祝った。

 これには試合後のテレビインタビューで梁は「ここまで取れてなかったのに(第1子誕生の)いいタイミングで取れた。これからも頑張っていきたい。(通算300試合出場は)意識してなかったがコツコツ頑張ってきた結果だと思う」と笑顔をみせた。手倉森誠監督も「ようやく(梁の)ゴールが生まれて、自分で出産祝いをできたのは良かったと思う」と微笑んだ。

 背番号10の今季初得点で勢いづくと、同36分にはDF渡辺広大が追加点。梁の右CKにゴール正面に飛び込むと頭で合わせた。31度の猛暑の中でも足を止めない仙台イレブンは、後半に入っても怒涛の攻めをみせた。後半18分には柳沢に代わって、関口がピッチへ送られた。

 後半24分には前線から果敢にボールを奪いにいった赤嶺がダメを押すゴールを決める。PA内でロングボールに競り合うと、最後は相手DFが頭で流したボールをヘディングシュート。GKに触れられたものの、ボールはゴールネットへ吸い込まれた。赤嶺の今季6点目で3-0と甲府を突き放した。

 そして後半30分、MF松下年宏のミドルシュートは相手DFに阻まれたが、こぼれを拾ったFW中島裕希が右足でシュートを決めた。同28分に途中出場したばかりの中島の今季初得点で試合を締めくくり、仙台が今季最多の4得点で4-0と圧勝した。

(文 片岡涼)

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