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広島が3発決めて3戦ぶり勝利!!Wエース&森崎浩がゴール決める

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[6.22 J1第17節 広島3-2山形 広島ビ]

 サンフレッチェ広島はFW佐藤寿人とFW李忠成の今季2度目となるアベックゴールとMF森崎浩司の得点で山形に3-2で勝利した。ここ2戦勝ちなし(1分1敗)という状況に加えて、2戦連続無得点と連戦のなかで調子を落としていたが、攻撃陣が奮起をみせて、3試合ぶりの白星を手に入れた。

 前半27分、李のパスに右サイドを抜け出したMFミキッチが右クロス。これを佐藤が左足で冷静に決めた。佐藤の3試合ぶり今季4点目で先制に成功した。しかし直後の同33分。PA内へ仕掛けてきたMF伊東俊をミキッチが倒してしまい、PKを献上。これをFW大久保哲哉に決められて、1-1に追いつかれた。

 それでも3試合ぶりの白星を目指す広島は意地をみせる。前半43分、DF盛田剛平からのロングパスにサイドを抜け出した李がDFをブロックしながら、左足を一閃。グラウンダー気味のシュートはGKの足元を抜けて、ゴールネットへ流れ込んだ。李の今季5得点目で2度目のリードに成功し、前半を折り返した。

 しかし後半27分、左サイドから崩されると最後はMF太田徹郎にヘディングでシュートを決められ、またも山形に追いつかれてしまった。2-2となった広島は、ここでMF中島浩司に代わって、MF青山敏弘を投入。5月7日の甲府戦(1-1)で左ひざを負傷して離脱していたMFが7戦ぶりに出場を果たした。

 そして、決勝点は後半35分に生まれた。PA内へ仕掛けたMF森崎和幸がDF宮本卓也に倒されてPKを獲得。これをMF森崎浩司が落ち着いて決めて、3度目のリードに成功した。そのまま逃げ切った広島が3試合ぶりの勝利。4位の座をキープした。

 試合後のテレビインタビューでペトロヴィッチ監督は「試合前は(連戦ということもあり)どうにかなるか不安があった。ゲーム自体は上手く進んでいたが自分たちで自分たち自身を苦しめてしまった」とシーソ-ゲームとなったことを悔やんだ。それでも3戦ぶりの勝利にWエースは揃い踏み。順位は4位をキープした。決勝点を決めた森崎浩は「きょうは勝つことだけを考えていた。もっと決められるところはあった。次も勝って連勝したい」と次節へ向けて意気込んだ。

(文 片岡涼)

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