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[U-17W杯]アルゼンチン戦前日、香川からの激励VTRが届く

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 U-17W杯2011メキシコ大会に出場中のU-17日本代表は、現地時間24日にグループリーグ最終戦のアルゼンチン戦を戦う。日本サッカー協会によると、決勝トーナメントをかけた大一番を翌日に控えた23日、16時から予定されていた公式練習がピッチコンディションの都合上でキャンセルとなり、15時からスタジアムの前にあるグラウンドでトレーニングを行った。

 戦術やセットプレーの確認を行い、GK陣は高地特有のボールの軌道を再確認した。練習後には試合会場となるスタジアムの芝生を確認したという。また、夜のチームミーティングでは日本代表MF香川真司(ドルトムント)から届いた激励のVTRを全員で見て、士気を高めた。

以下、JFA公式サイト発表のコメント

●DF新井純平(浦和ユース)
―明日はアルゼンチン戦ですね。今の気持ちを教えてください。
「明日のアルゼンチン戦は、世界基準のチーム・個々の技術が高い 相手に不足はない。グループリーグ最終戦を自分たちのサッカーで勝ち点3を取り決勝T進出を決めたい」

―チームは2戦を戦い、今まで以上の「一体感」を感じますが、チームの雰囲気はいかがですか?
「勝点4を獲得でき、緊張感を持ちつつ、良い意味でリラックスして練習ができました。1900mの高地になったけど、モンテレイに入るまでの準備に裏付けされた自信があるので、いつもと変わらず練習できました。今までと同じ雰囲気で明日の試合に臨めると思います。チーム全員が流れに乗れていると思うので、明日の試合で一致団結してプレーできたらと思います」

大橋昭好GKコーチ
―3月のメキシコ遠征・トルーカキャンプと“高地対策”のトレーニングに気を使われたと思いますが。
「ボールの軌道の変化に気を使いました。ボールの回転に対して動くのではなく、ボールの軌道をしっかり見てプレーするように働きかけました。トレーニング内容としては、クロスボールやハーフライン近辺からのロングボールとミドルシュートを数多く行いました」

―選手は上手く順応していますか?
「ボールをよく見て、的確な判断(つかむ・弾く)ができるようになってきたと思います。選手には『ボールのブレや落ちはキーパーにしか分からないので、自分で決めた事を思い切ってやるように』とトレーニングを通じ伝えてきました」

―GK3人の長所を教えてください。
「中村は、サッカー理解が高くFPに対し、しっかりとしたコーチングができ、リーダーシップのある選手です。GKとしての技術が総合的に高いレベルにあると思います。阿波加は、シュートを打たれるまでしっかりと構える事ができ、その結果、シュートに上手く対応できる安定感のあるGKです。牲川は192㎝の長身なので、ハイボールはもちろん強いです。それに加え、足元の技術がしっかりしていて攻撃(ビルドアップ)に効果的に関われるGKです」

(文 片岡涼)
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