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宇佐美のバイエルン移籍が決定!!「バロンドールを獲りたい」&入籍も報告

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 ガンバ大阪のMF宇佐美貴史がブンデスリーガ(ドイツ)の名門クラブ・バイエルンへ期限付き移籍することが決定した。G大阪が27日までに基本合意に達したことを発表。移籍期間は11年7月15日から12年6月30日までとなっている。27日午後には大阪府内のホテルで記者会見を行い、G大阪の金森社長と宇佐美が出席した。

 クラブによると宇佐美は下部組織から育ってきたG大阪を離れることについて「僕を中学生の時からここまで育ててもらったクラブですし、シーズン途中でチームを離れることを一番悩みました」と複雑な胸中だったことを明かしながらも、「違うクラブからのステップアップをとも考えましたが、ビッククラブでプレーしたい、そして最後はバロンドールを獲りたいという自分の夢というのがあり、この大きなチャンスに賭けてみたいと思い、今回この大きな決断をした」と移籍を決めた経緯を話した。

 今後はG大阪でのラストマッチは7月13日の神戸戦となり、翌14日にはドイツへ向けて出発する。また移籍を発表するとともに、この日までにキャスターの田井中蘭さんと入籍したことも報告した。「まだまだ若い2人ですが、お互い協力し合って、いろんなことを乗り越えていければと思っています。温かく見守ってください。宜しくお願いします」とコメント。最愛の家族とともに大阪からドイツへ。日本の若き至宝がいよいよ欧州挑戦へ旅立つ。

以下、クラブ発表のコメント

●金森社長
「今日の宇佐美選手の会見は来年の今の時期にと想定しておりました。2008年、高校一年生時、ユースの練習を見学した際に、『あれが宇佐美です』と紹介されたのですが、華奢で大丈夫かな……というのが第一印象でした。もう1年、西野監督のもとで勉強して、いろんな先輩の選手たちからいろんなことを吸収して旅立つというシナリオを描いていたのですが、他の選手が海外にチャレンジする中、彼も決心したのだと思います。『青年よ、大志をいだけ』ではないですが、クラブとしては彼のチャレンジを応援してやろうと思って送り出すことにしました。まだ20歳になってない青年に一言伝えるとすれば、感謝の気持ちを忘れないように、と伝えたいと思います。もう一年、彼の成長を見届けたかったサポーター、監督、スタッフ、チームメイト、家族、恩師など、皆さんに感謝の気持ちを忘れずに頑張って欲しいと伝えたいと思います」

●MF宇佐美貴史
「ガンバは僕を中学生の時からここまで育ててもらったクラブですし、いま、シーズン途中でチームを離れることを一番悩みました。他の若い選手の欧州での活躍が刺激になったのは事実ですし、彼らが海外にいって成長している姿をみて、負けていられない、自分もという気持ちが湧いてきました。

 自分自身もっと成長しないといけないと毎試合感じていましたし、オファーを頂いたことで、どんどんレベルの高いリーグ、選手の中でプレーをして、自分でも想像できないくらいの成長をしていきたいという思いが強くなりました。違うクラブからのステップアップをとも考えましたが、ビッククラブでプレーとしたい、そして最後はバロンドールを獲りたいという自分の夢というのがあり、この大きなチャンスに賭けてみたいと思い、今回、この大きな決断をしました。

 バイエルンミュンヘンは世界でトップクラスのクラブですし、各ポジションに世界トップの選手がたくさんいます。レベルが高いですし、ドイツの皆さんからも愛されているチームだと思います。ポジション争いは過酷だと思いますが、彼らと同じ練習をするということで学ぶことも多いと思いますし、向上心を高く持って、ポジションを奪うくらいの力をつけていきたいなと思います。ポジション争いも最初から負けは認めたくありませんし、出来るだけ多くの試合に出ることを考えて、練習から少しのチャンスでももらえるように頑張りたいと思います。ガンバでやっているプレーをドイツでも魅せていきたいですし、ドリブルでどんどん突破していく姿を魅せていければと思います。

 ガンバで育ててもらった自分が欧州で活躍することによって、それがガンバへの恩返しにも繫がると思って頑張りたいと思います」

[写真]日本代表vsチェコ代表戦での写真

(文 片岡涼)

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