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[総理大臣杯]中央大が林&奥山ゴールで逆転勝利!!浜松大を退け、30年ぶりの決勝進出

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[7.7 総理大臣杯・準決勝 中央大2-1浜松大 長居第2]

 中央大が30年ぶりの決勝進出!第35回総理大臣杯全日本大学トーナメントの決勝が7日に行われ、中央大(関東4)が浜松大(東海2)を2-1で下した。先制されるも追い上げての逆転勝利。中央大が1981年大会以来の決勝進出を果たした。9日に行われる決勝では、初優勝を懸けて大阪体育大(関西2)と対戦する。

 先制点を奪ったのは浜松大だった。2戦連発中のFW村松知輝(3年=帝京高)が中央から持ち込み、FW神谷嶺輔(4年=愛工大名電高)へパス。これを神谷がドリブルで持ち込み、自らシュートを決め、リードに成功した。しかし、ゴールを喜んだのも束の間、中央大が素早いリスタートから一気にゴールへ向けて加速。ドリブルで仕掛けたMF渡部一平(4年=桐光学園高)が、PA内で相手選手3人に囲まれて倒されると、PKを獲得した。これをFW林容平(4年=浦和ユース)が冷静に決めた。林の3戦連続弾で試合は振り出しに戻る。

 逆転を目指す中央大の勢いは止まらない。前半27分、DF田港周平(4年=桐光学園高)からのパスを受けたFW安柄俊(3年=東京朝鮮高)がターンからDFをかわして左クロス。これにファーサイドのFW奥山慎(3年=帝京高)が頭で合わせて、2-1と逆転に成功した。そのまま前半を終了した。

 迎えた後半は浜松大が幾度もチャンスを演出。しかし村松やMF大槻優平(4年=京都U-18)が前線でチャンスをつくるも、GK岡西宏祐(3年=山梨学院高)の好セーブやDFに阻まれて、得点にはつながらない。一方、中央大はなかなか相手陣内までボールを運ばせてもらえず。時折カウンターからサイドを使って攻め込むも、シュートまでは持ち込めない。そのまま時間が過ぎると、後半20分過ぎから試合は荒れ始めた。

 後半だけで両チーム合わせて8枚のカードが乱発。雨の影響でピッチがスリッピーだったこともあり、軽くスライディングしたつもりが、足元まで入ってしまうなど、ラフプレーが連続。スタンドからも野次が飛び、会場は不穏な空気に包まれた。レフェリーも試合をコントロールすることができない。すると後半27分、審判への異議で浜松大の長澤和明監督が退席処分。指揮官不在で試合は進む。

 1点のリードを死守する中央大だったが、後半44分には、この日2枚目の警告を受けた林が退場。エースFWが退場し、勝っても決勝の舞台に立つことができないという状況になってしまった。それでも選手たちは動揺をみせることなくプレー。そのまま逃げ切り、2-1の勝利を手に入れた。

 試合後、中央大の佐藤健監督は「前半は体が動いていたしプレスにもいけていた。失点のところは徐々に良くなっていたところで、取られてしまった。落ち込むような失点ではなく、すぐに追いつけたのが良かった」と試合を振り返った。

 30年ぶりの決勝で白星を勝ち取れば、初優勝の快挙達成となる。主将のDF大岩一貴(4年=中京大中京高)は「リーグ戦でなかなか結果を出せなかった分、ここでぶつけたい。ここまできたら日本一を取るしかない」と強く意気込んだ。大阪での夏の大学日本一決定戦。決勝は関西勢が相手なだけに、完全アウェーでの試合となる。しかし、決勝戦には東京から全部員が応援へ駆けつける予定だ。スタンドも含めた“総力戦”で中央大が頂点へ駆け上がる。

(取材・文 片岡涼)
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