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[MOM146]大阪体育大GK姫野昂志(3年)_PK戦で全てのコースを読み切った、絶対的守護神

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.7 総理大臣杯・準決勝 明治大1-1(PK3-4)大阪体育大 長居第2]

 大阪体育大を3年ぶりの決勝の舞台へ導いたのは守護神・姫野昂志(3年=大分南高)だった。1-1で迎えたPK戦で5人の内4人のコースを正確に読み、2人のシュートをストップ。姫野の活躍で大阪体育大は4-3の勝利を収め、08年大会以来の決勝進出を果たした。

 とにかくPK戦に強い。総理大臣杯の関西予選・準決勝では、昨季の全日本大学選手権王者・関西大と対戦した。2-2でPK戦へもつれ込んだが、1人目のシュートを姫野がストップ。これがプレッシャーとなり、残りの関西大の選手は立て続けに失敗。3-1の勝利で決勝へ駒を進め、本大会への出場権を手に入れた。そして総理大臣杯が開幕し、初戦・早稲田大戦は2-2で決着がつかず、またもPK戦。先攻だった早稲田大の1人目と2人目のシュートを冷静に止めて、4-2での勝利を手繰り寄せた。

 絶対的な守護神には多くの信頼が寄せられる。この日、観戦に訪れていた大阪体育大OBのDF藤春廣輝(G大阪)は「姫野がいるのでPK戦になったら勝てると思って見てました」と太鼓判を押す。坂本康博監督からは「PK戦は1本目を止めれば大丈夫。いつも通りやるだけ」とピッチへ送られた。

 姫野は身長が175cmと決して上背があるわけではない。むしろ「ずっと身長がないことが課題だった」と話す。しかし「身長がある人はいいなぁと思う。でも、身長がある人はある人で課題があるし、自分はゲームの読みや判断などで負けないようにしたい。スピード面だったら、(高い選手も)上回れる」とキッパリ。「監督からも言われているが、常に上を目指さないと。下を見て、ここでいいだろと思ってしまってはいけない」と飽くなき向上心をのぞかせた。

 最後に「決勝戦がPK戦になったら?」と聞かれると「全部を止めます!」と力強く言い切った。姫野が3年ぶりの日本一を目指すチームを最後尾から支えていく。

(取材・文 片岡涼)
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連載:大学マン・オブ・ザ・マッチ

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