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[女子W杯]なでしこジャパン、川澄2発&澤ゴールで勝利!!初のメダル獲得でファイナル進出

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[7.13 女子W杯準決勝 日本3-1スウェーデン フランクフルト]

 なでしこジャパン、悲願のメダル獲得!! 女子W杯ドイツ大会は13日、準決勝の2試合を行った。初のメダル獲得を目指す日本女子代表はスウェーデン女子代表と対戦。今大会初先発を果たしたMF川澄奈穂美(INAC神戸)の2得点とMF澤穂希(INAC神戸)の今大会4点目のゴールで3-1で逆転勝利を飾った。この勝利で日本女子代表はW杯で史上初の決勝進出を果たし、メダルが確定。五輪を含めた世界大会初のファイナリストとなり、17日に行われる決勝でFIFAランク1位のアメリカ女子代表と激突する。

 日本は今大会5戦目にして初めて先発メンバーを変更。全試合で2トップの一角を担っていたFW永里優季(ポツダム)がベンチスタートとなり、グループリーグの2試合で途中出場していたMF川澄奈穂美(INAC神戸)が初の先発を果たした。システムは、これまでと同様に4-4-2を採用。GKは海堀あゆみ(INAC神戸)。DFラインは右から近賀ゆかり(INAC神戸)、岩清水梓(日テレ・ベレーザ)、熊谷紗希(浦和レッズ)、鮫島彩(ボストン・ブレイカーズ)。ダブルボランチを澤穂希(INAC神戸)と阪口夢穂(新潟)が組み、2列目は右に大野忍(INAC神戸)、左に宮間あや(岡山湯郷)。2トップは安藤梢(デュイスブルク)と川澄が務めた。

 前半10分、わずかなミスから出鼻をくじかれた。自陣内で澤が最終ラインの岩清水へバックパス。これをFWジョセフィン・エクビストに奪われると、そのままドリブルで持ち込まれる。PA内左から強烈なシュートを叩き込まれ、先制点を許してしまった。

 しかし、準々決勝で大会連覇中の女王・ドイツを打ち破った選手たちは動じない。前半19分、大野が中央からドリブルで仕掛け、左サイドの宮間へパス。これを宮間がダイレクトで中央へ折り返し、ファーサイドの川澄が飛び込んだ。後方から相手DFに押された川澄は倒れ込みながらもクロスを体ごと押し込み、ボールはGKの股間を抜けてゴールネットに吸い込まれた。

 早い段階で1-1の同点に追い付いた日本は試合の流れを引き寄せる。前半28分、近賀のパスに右サイドを抜け出した大野がゴールライン際からマイナスのパス。川澄がシュートを放ったが、GKに止められた。同33分には安藤からくさびのパスを受けた川澄がPA外正面で倒されてFKを獲得。絶好の位置で獲得したFKを宮間が直接狙ったが、惜しくもGKに弾かれた。

 一気に逆転とはいかなかったが、1-1で折り返した後半、連続ゴールで試合の行方を決定付けた。後半15分、鮫島の左クロスから安藤がニアサイドに飛び込むと、こぼれ球をフリーの澤が頭で押し込み、勝ち越し弾。澤の今大会4得点目、国際Aマッチ通算79得点目で、ついに逆転に成功した。

 日本の勢いは止まらない。後半19分、ロングボールに抜け出した安藤を止めようと相手GKがPA外まで飛び出し、クリア。これを拾った川澄がGKの位置を見て、ゴールまで約30mの距離からループシュートを狙った。美しい放物線を描いたボールがゴールネットに吸い込まれ、3-1。追いすがるスウェーデンを突き放した。

 攻めるしかなくなったスウェーデンは後半20、24、30分と立て続けに選手を交代。フレッシュな攻撃の選手をピッチへ送り、ゴールへ襲いかかった。対する日本は後半29分、2得点の川澄に代えて永里を投入。その後も相手の捨て身の攻撃を全員で身体を張って跳ね返した。

 後半41分には大野に代わってFW高瀬愛実(INAC神戸)、同44分には宮間に代えてDF上尾野辺めぐみ(新潟)と、これまで出場のなかった選手たちを次々とピッチへ送り出した。そして試合は終了。3-1で勝利したなでしこジャパンが悲願のメダル獲得を達成した。

 試合後のテレビインタビューで佐々木則夫監督は「最高は頂点ですし、次はアメリカ。待望の目標のチームですから次も頑張りたい」と、決勝進出に気を緩めることなく、最終決戦へ気持ちを切り替えた。澤も「金メダルを持って日本に帰りたいと思います」と、堂々のV宣言。世界大会初のファイナリストになっても満足することはない。いよいよ見えてきた世界の頂点。試合を重ねるごとにたくましさを増し、次々と歴史を塗り替えてきたなでしこジャパンが、金メダルをかけ、世界ランク1位のアメリカに挑む。

[写真]2得点を決めた川澄奈穂美

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