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大井の“パパ第1号”などで湘南が7戦ぶり勝利、千葉は首位陥落

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[7.17 J2第21節 湘南2-0千葉 平塚]

 前節まで6試合勝利なし(1分5敗)の湘南ベルマーレと6試合負けなし(3勝3分)のジェフユナイテッド千葉が対決した一戦は、湘南が2-0で快勝し、6月4日の岐阜戦(1-0)以来、7試合ぶりの勝ち点3を手にした。

「勝利監督インタビューが久々で、答え方に困ってしまいます」。試合後のインタビューで反町康治監督はそう冗談めかしながらも「球際の争い、ランのスピード、反応の速さ。2週間しっかり練習してきて、フィジカルの強い相手に一歩先手を取れたのが勝因だと思う」と、43日ぶりの白星を冷静に分析した。

 最近の戦績とは対象的な試合展開となった。湘南は前半17分、DF鎌田翔雅が右サイドからアーリークロスを放り込むと、キャッチしようとしたGK岡本昌弘が痛恨のファンブル。相手のミスを見逃さず、セットプレーの流れで前線に残っていたDF大井健太郎が蹴り込んだ。

 13日に第一子(長女)が誕生したばかりの大井の開幕戦以来、15試合ぶりとなる今季2得点目が貴重な先制点。「パパになって、自分で点を取れて、いいパフォーマンスができたかなと思う」という大井はチームメイトと“ゆりかごダンス”で自らの第一子誕生を祝った。

 さらに前半44分、MFハン・グギョンの絶妙なスルーパスに抜け出したFW中村祐也がドリブルで持ち込み、冷静にGKとの1対1から右足でゴールに流し込んだ。中村の2戦連発ゴールで2-0。絶好の展開で前半を折り返すと、後半は守備陣が奮闘した。

 前半で2点のビハインドを背負った千葉は後半6分、右サイドっでDF山口慶、MF伊藤大介とつなぎ、最後はDF竹内彬が右足で狙うもゴール右へ。後半39分、MF米倉恒貴の強烈な右足ミドルもGK西部洋平の好セーブに阻まれる。同43分には伊藤の左FKから204cmのFWオーロイがヘディングシュート。しかし、これも西部がビッグセーブ。4月30日の徳島戦(0-1)以来、13試合ぶりの無得点で7戦ぶり黒星を喫し、首位からも陥落した。

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