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[総体]桐蔭学園FW角宮が全中決勝V弾に続く「日本一決定ゴール」

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平成23年度全国高校総合体育大会「2011熱戦再来 北東北総体」サッカー競技(秋田)
[8.3 全国高校総体決勝 桐蔭学園2-1静岡学園 八橋運動公園陸上競技場]

 桐蔭学園を初優勝へ導くゴールを決めたのはFW角宮健介だった。1-1の後半31分、角宮は左サイドを突くと相手DFの鋭いプレッシャーに粘りFKを獲得。そしてMF山田和輝の放ったFKをCB山本有一が折り返すと、背番号11が頭で決勝ゴールを押し込んだ。後半3分にフリーで迎えた決定機でヘディングシュートをミスしていた男は、2度目に来たチャンスを今度は逃さず。両拳を突き上げて喜んだ角宮はそのままベンチへ向かってダッシュし、歓喜を爆発する青いユニフォームの中心となった。

「簡単なシュートをミスするけど、難しいシュートを決めてくれる」とチームメートが説明してくれたが、相手のマークが集中する中で最も大事なゴールを決めた。「前のチャンスで外していて自分が決めないと、と思っていた。最後決めることができて、優勝できてうれしい。ゴールの瞬間は頭が真っ白になって何が起きているのか分からなかった。大会中は毎試合『自分が決める』という気持ちが頭にあった。最後も決めてやろうと思っていた」

 準々決勝から3戦連発。桐蔭学園中に在籍していた3年前の08年、筑陽学園中(福岡)と戦った全国中学校大会決勝の延長後半終了間際にチームを日本一へ導く決勝ゴールを決めている角宮が、再び決勝戦での決勝ゴールで桐蔭学園に歓喜をもたらした。

(取材・文 吉田太郎)

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