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松田選手の訃報に際し、川渕キャプテンと小倉会長がお悔やみの言葉を発表

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 松本山雅FCの元日本代表DF松田直樹氏が4日、急性心筋梗塞のため長野県松本市内の病院で死去した。34歳だった。日本サッカー協会は同日、川淵三郎キャプテンと小倉純二会長による、お悔やみの言葉を発表した。

●川淵三郎キャプテン
「先月(7月)の3日、信州ダービーマッチで松田直樹選手が元気にプレーするのを見ていただけに、突然の訃報に言葉もありません。W杯日韓大会が行われた2002年、彼は一度、トルシエ監督に代表メンバーから外されたのですが、Jリーグで頑張ったことで再度代表に返り咲き、本大会では全試合に出場しました。

 僕にとって一番印象に残っている彼の思い出は、04年に行われたAFCアジア杯です。彼は縁の下の力持ちとしてチームを支え、控えだったにもかかわらず懸命に練習に励んでいました。あれだけひたむきに打ち込んでいた姿は初めてでしたし、控えとして彼が先頭に立ってチームを盛り上げたことがチームの優勝につながったと思っています。特に、優勝を決めた後のロッカールームで、彼は一番先に立って万歳をし、全身で喜びを表現していました。優勝を心から喜び、無邪気にはしゃいでいた彼の姿が今でも強烈に残っています。心からお悔やみ申し上げます」

●小倉純二会長
「松田直樹選手の突然のご訃報に接し、悲しみに耐えません。02年のW杯で活躍した松田選手ですが、今季から松本山雅FCに移籍し、JFLのチームをJリーグに昇格させるべく新たにチャレンジしていたにもかかわらず、道半ばで逝去されたことは我々にとっても大きな痛手です。

 松田選手のあの華麗なプレーを我々サッカーファミリーは決して忘れることはありません。我々としては彼の遺志を継ぎ、サッカーの発展に尽くしたいと考えております。ここに謹んで松田選手のご冥福をお祈り申し上げます」

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