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川崎F U-10所属の久保がバルサのカンテラへ入団

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 川崎フロンターレは7日、下部組織の川崎F U-10に所属するFW久保建英が2011-2012シーズンからバルセロナのカンテラでプレーすることになったと発表した。

 クラブによると久保は09年に横浜で開催されたバルセロナキャンプでMVPに選出。その特典としてバルセロナスクール選抜の一員として、ソデクソ・ヨーロピアンカップ(ベルギー)に参加し、MVPに選ばれた。そこでの活躍を認められ、当時チームを率いていたカンテラコーチのオスカル・エルナンデス氏の推薦により、2011年4月に3週間に渡って、バルセロナの入団テストに参加。見事に合格を果たした。

 本来ならば13歳未満の場合はカタルーニャ出身の選手以外とは契約しないことになっているが、今回は特別扱いとなり、母親及び弟とスペインへ渡航するという。現地ではカンテラの所属選手全員が通う私立学校へ通い、2011年9月から現地のリーグ戦でプレーする。

 現在は川崎F U-12(6年生)の練習に参加しているというが、U-12の高崎康嗣監督は「久保選手は、小学校3年生で川崎F U-10に入ってきた段階ですでに別次元でした。サッカーに取り組む姿勢・考え方すべてにこだわりが強く、負けず嫌いな性格もあり、1つ1つのプレーをトレーニングの時から一切無駄にしようとしません。そういう姿勢は、日頃からそばで見ている周りの選手たちも一目置いているようです。

 サッカー選手としては、サッカーをとてもよく知っている選手です。ゲームの流れ、状況判断に優れていて、常に置かれた状況の中でベストなプレーを正確かつ的確かつ迅速にでき、ゲームを決める力を持っています。もちろん、止める・蹴るという基本技術はすでに高いですが、まだまだ小学校4年生のため、いま様々なことを吸収して覚えている段階でもあります。もっともっとすべての面を高めてほしいと思います。スケールの大きい、世界で活躍できるだけの選手になる素質を持っていると思います」とコメントしている。小学校4年生の久保が今後どのように成長していくか注目が集まる。

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