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香川、復活2発!ザックジャパンが韓国から37年ぶり3得点で歴史的大勝

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[8.10 キリンチャレンジ杯 日本3-0韓国 札幌ド]

 ザックジャパンが歴史的大勝!! 日本代表は10日、札幌ドームで韓国代表と対戦し、3-0で快勝した。1月のアジア杯以来の代表復帰を果たしたFW香川真司(ドルトムント)が前半35分に先制点を決めると、後半8分にMF本田圭佑(CSKAモスクワ)が追加点。同10分には香川がこの日2点目となるダメ押しゴールを決め、永遠のライバルである韓国を一蹴した。
 日韓戦で3得点以上したのは1967年10月7日のメキシコ五輪予選(3-3)、1974年9月28日の第3回日韓定期戦(4-1)以来、3度目で実に37年ぶり。2得点の香川は、過去に3度、2得点を決めている釜本邦茂氏以来、史上2人目の日韓戦複数得点者となった。
 昨年10月8日のアルゼンチン戦(1-0)で初陣を飾ったザッケローニ監督は、就任からの国際Aマッチ連続無敗記録を11に更新。さらに岡田武史前監督が指揮していた昨年6月24日の南アフリカW杯・デンマーク戦(3-1)以降、国際Aマッチ15試合連続無敗(9勝6分、PK戦は引き分け扱い)となり、代表史上歴代1位の記録をさらに更新した。

 日本は6月のキリン杯で採用した3-4-3ではなく、1月のアジア杯を制した4-2-3-1にシステムを戻した。1トップはFW李忠成。2列目は右に岡崎慎司、トップ下に本田圭佑、左サイドに約半年ぶりの代表復帰を果たした香川真司が入った。
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 試合は立ち上がりから日韓戦らしい激しい一戦となった。前半2分、右サイドでパスを受けた岡崎がドリブルで仕掛ける。中に切れ込み、左足で狙ったが、惜しくもゴール上へ。韓国も同7分、DFチャ・ドゥリの右クロスから走り込んだMFキム・ジョンウがヘディングシュート。同8分にはチャ・ドゥリが自ら強烈なミドルシュートを放ったが、GK川島永嗣が弾いた。

 球際で激しい競り合いが繰り広げられる中、徐々に日本が押し込んでいく。前半18分にはMF長谷部誠の素早いリスタートから香川がシュート。同22分にも本田の横パスを受けた香川が右足ミドルを狙ったが、GKのセーブに阻まれた。

 試合前日の公式練習後「点を取れそうな予感がする」と話していた香川だが、その“予言”どおりに切れのある動き出しから際どいシュートを放つなど日本の攻撃を引っ張った。

 すると前半35分、右サイドの高い位置でMF遠藤保仁が相手ボールをカット。素早くゴール前に折り返すと、李がワンタッチで落とした。シュート体勢に入った香川は絶妙なフェイントでDFをかわしてボールを前に運び、右足を一閃。香川の鮮やかな復活弾が値千金の先制点になった。

 日本は直後の前半36分、前半12分の接触プレーで右足を痛めた岡崎が交代。代わってA代表初選出のMF清武弘嗣がピッチに入り、国際Aマッチデビューを飾った。

 前半を1-0で折り返すと、後半立ち上がりから日本が韓国を圧倒する。後半8分、左サイドを駆け上がったDF駒野友一がドリブルでDFをかわし、角度のない位置から左足でシュート。GKが前に弾いたボールを清武がワンタッチで落とすと、ゴール正面から本田が狙い澄ました左足シュートをゴール左隅に流し込んだ。2-0。さらに日本の勢いは止まらない。

 2点目から2分後の後半10分、カウンターから香川が中央をドリブルで駆け上がり、右足アウトサイドで右サイドのスペースに絶妙な浮き球のパスを送る。PA内に走り込んだ清武がゴール前に折り返すと、ここに詰めていたのがパスを出した香川だった。右足で押し込み、3-0。自身2点目のゴールで韓国から大量リードを奪った。

 日本は直後に駒野に代えてDF槙野智章を投入。そのまま左SBに入った槙野は積極的な攻撃参加で攻撃をさらに活性化させる。後半13分には長谷部が右サイドに展開し、DF内田篤人のアーリークロスから李がヘディングシュートを放つもGKがセーブ。同14分にも左CKから遠藤のショートパスを受けた香川が本田とのワンツーからシュートを打ったが、DFのブロックに阻まれた。

 日本は後半21分に3人目の選手交代を行い、長谷部に代わってMF阿部勇樹がピッチに入った。3点を取っても攻撃の手を緩めない。同22分、香川が左サイドに展開し、オーバーラップした槙野のクロスに李が頭で合わせるもゴール上へ。同26分にはカウンターから長い距離を走った内田が李のラストパスからポスト直撃のシュートを放つなど、決定機をつくり続けた。同28分、4人目の交代枠を使い、遠藤に代わってMF家長昭博がボランチに入った。

 後半25分過ぎからは韓国にもチャンスをつくられたが、相手のミスに救われた。後半31分にはMFキム・ボギョンの右クロスからMFク・ジャチョルが決定機を迎えたが、シュートはゴール上へ。同36分にも日本のパスミスからシュートを許したが、GK川島がゴールを死守した。

 後半40分には香川に代わってMF細貝萌を投入。3万8263人の大観衆から大きな歓声と拍手を浴びながら背番号10はベンチに下がった。試合はそのまま3-0で終了。約半年ぶりの代表復帰となった香川の鮮やかな復活弾を皮切りに快勝したザックジャパン。最高の形で9月に始まるW杯アジア3次予選に向かう。

(取材・文 西山紘平)

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