beacon

[SBSカップ]新村、柏瀬、風間がゴール!静岡ユースがU-18オーストラリア代表撃破!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8・18 SBSカップ国際ユースサッカー 静岡ユース 3-1 U-18オーストラリア代表 藤枝総合]

 U-18日本代表、U-18オーストラリア代表、U-18メキシコ代表、そして静岡県高校選抜(静岡ユース)の4チームが優勝を争うSBSカップ国際ユースサッカー大会が18日、静岡県藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で開幕。静岡ユースとU-18オーストラリア代表との開幕試合はFW新村陸(ジュビロ磐田ユース)とFW柏瀬暁(清水エスパルスユース)、そしてMF風間宏矢(清水商高)のゴールにより、3-1で静岡が勝利した。

 4-5-1システムを敷いた静岡はGKが岩脇力哉(ジュビロ磐田ユース)、4バックは右からDF望月健伍(ジュビロ磐田ユース)、犬飼智也(清水エスパルスユース)、木下高彰(浜松開誠館高)、青木翼(清水商高)。中盤は高嶋知広(藤枝東高)をアンカーに配置し、その前方に元日本代表MF風間八宏氏の二男の風間とU-17W杯日本代表MF石毛秀樹(清水エスパルスユース)が並んだ。右MFが新村で左MFが荒木慎平(藤枝東高)、柏瀬が1トップを務めた。

 高嶋、風間、石毛の3人を中心にグラウンダーのショートパスをテンポよく回す静岡が序盤から試合を試合する。9分には右サイドを駆け上がった望月の折り返しにファーサイドから走りこんだ荒木が右足シュート。10分には左サイドの柏瀬の折り返しを風間が右足で合わせ、その後も個人技で対面のDFをかわした風間の右足シュートがオーストラリアゴールを襲った。

 自陣からボールを回して相手のプレッシャーを掻い潜ろうとするオーストラリアは、左SBコリー・ブラウン(AIS)のオーバーラップなど静岡SBの背後を取る場面もつくるが、静岡は犬飼、木下の両CBが的確な守りで決定的なシュートを打たせない。気温30度を越える暑さが影響してか前半半ば以降はともに攻撃が停滞。ただ静岡は負傷交代の高嶋がFW加賀美翔(清水エスパルスユース)に代わった直後の前半ロスタイム、風間の右CKを中央の新村が頭で押し込み、先制する。

 地元・静岡の観客を沸かせた静岡はさらに後半、さらに得点を重ねる。15分、風間が左サイドへ展開すると荒木が左足でアーリークロス。これをファーサイドの柏瀬が頭で押し込み2-0とリードを広げる。オーストラリアはMFジェス・マカロウノス(パース・グローリー FC)の突破などで反撃するが、MF森川龍乃介(藤枝明誠高)、DF木本恭生(静岡学園高)を投入した静岡は26分、風間が前方をDFに蓋をされながらもグラウンダーの右足コントロールショットをゴール右隅へねじ込み3点差へと広げる。

 DF山崎省吾(藤枝明誠高)、FW澤上竜二(飛龍高)、DF新井一耀(清水商高)、そしてGK福島春樹(静岡学園高)もピッチへ送り出して登録全18選手を起用した静岡。33分にDFのミスから1点を失ったものの、交代出場の福島が相手FWアンドリュー・ホーレとの1対1を止めるなど、それ以上の追撃を許さず。過去3大会白星のなかった静岡選抜が格上を沈めて白星発進した。

(取材・文 吉田太郎)

▽関連リンク
SBSカップ特集ページ

TOP