beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

林がJ1初先発初ゴール、柏が福岡に競り勝ち2位浮上!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.20 J1第22節 柏3-2福岡 柏]

 J1第22節の1日目が20日に各地で行われ、日立柏サッカー場では柏レイソルアビスパ福岡が対戦した。前節の磐田戦で6失点大敗を喫していた柏だったが、J1初先発を果たしたFW林陵平がJ1初ゴールとなる決勝弾を決めて3-2の逆転勝ち。勝ち点を44に伸ばし、2位に浮上した。福岡は今季初の連勝に失敗した。

 柏は4-4-2を採用。GKは桐畑和繁、DFラインは右から酒井宏樹、出場停止のパク・ドンヒョクに代わりこの日は増嶋竜也、近藤直也、橋本和が入った。ダブルボランチは栗澤僚一と大谷秀和が組み、2列目は右にレアンドロ・ドミンゲス、左にジョルジ・ワグネルとなった。北嶋秀朗、田中順也が怪我で不在の2トップはJ1初先発となった林陵平と工藤壮人が組んだ。

 対する福岡も4-4-2システムを採用。GKは六反勇治、DFラインは右から山形辰徳、丹羽大輝、小原章吾、和田拓三。ダブルボランチは中町公祐と末吉隼也が組み、2列目は右に清水範久、左に松浦拓弥が入った。2トップは岡本英也と城後寿が組んだ。

 前節の川崎F戦で浅野新監督での初勝利をつかんだ福岡。その勢いが続いていたのか、開始7分に幸先良く先制に成功した。末吉がDFラインとGKの間にパスを通し、これに岡本英也が反応。飛び出してきたGK桐畑よりも先に触ってゴールネットを揺らした。岡本は今季通算6得点目となった。

 しかし、柏は動じない。レアンドロの個人技、酒井の攻撃参加などを活かし、福岡を押し込んだ。そして前半19分、同点に追い付いた。右サイドで、酒井がPA右外付近の大谷にパスし、回りこむようにゴール前へ走り込んだ。酒井はリターンの縦パスを受け、狙い済ましてグラウンダーで中央のレアンドロ・ドミンゲスへ。司令塔はトラップから右足を振り抜いて今季10得点目を決め、1-1の同点に導いた。

 福岡は積極的な守備からカウンターを狙う。前半24分、近藤のバックパスを岡本がPA内で拾いドリブル突進。飛び出したGK桐畑を交わしてゴールエリア左付近からシュートしようとした。しかし、これはカバーした増嶋にスライディングブロックされ、決めきれなかった。

 その後も柏ペースで試合が進む。前半34分には、左サイドの橋本がPA右外付近にいたレアンドロにロングフィード。背番号「10」はドリブルで仕掛けてGK六反と1対1となったが、ファインセーに阻まれ、逆転に失敗した。さらにその3分後、柏が再び決定機をつかむ。PA右で酒井がレアンドロとのパス交換で抜け出し、GKと1対1に。しかし、酒井の右足シュートはGK六反に弾かれた。

 それでも前半42分、柏が司令塔の“スーパーアシスト”で逆転に成功した。ゴールやや遠目の位置からレアンドロ・ドミンゲスが中にドリブルしながら右足アウトサイドで、高めに位置取っていたDFラインの裏へ浮き球パスを通した。これに工藤早人が快足を活かして抜け出し、右足でシュート。今季3得点目を決めて2-1リードをもたらした。前半はそのまま折り返した。

 後半、福岡は清水に代えてMF田中佑昌を投入した。立ち上がりから、柏がチャンスをつかんだ。開始1分、縦パスに工藤が抜け出し、GK六反と1対1となり、ドリブルで左に交わしてシュートを打とうとした。しかし、角度が少なかったこともあって手間取り、戻ってきたDF陣に左足シュートをブロックされてしまった。

 何とか1点を返したい福岡は後半17分、岡本に代えてFW重松健太郎を送り出した。しかし、そんな目論見を打ち消すように柏が追加点を奪った。後半22分、左サイドで橋本、レアンドロとテンポ良くボールをつないで、最後はPA内左の工藤へ。工藤は縦に抜けて左足を振り抜くと、ゴール前へに飛び込んだ林陵平がGK六反ともつれながらも何とかこぼれ球を押し込んだ。林にとってJ1初ゴールは、3-1とリードを広げる値千金弾となった。

 福岡にとっては痛い失点だが、集中力は切れなかった。後半28分、福岡選手がDFラインの裏へ出そうとした縦パスを増嶋が間一髪のスライディングでクリア。こぼれ球を重松が拾ってゴール前に走り込んだ城後寿にスルーパス。背番号「10」のエースはカバーに来た酒井を交わして右足を一閃。今季5得点目を決めて1点差に詰め寄った。

 福岡は後半35分、松浦に代えてDFキム・ミンジェを投入。その2分後、柏は林に代えてMF澤昌克をFWで送り出した。柏はさらに同39分、大谷に代えてMF茨田陽生を入れ、中盤の運動量を増やそうとした。柏は後半45分、好機を得る。カウンターでレアンドロが抜け出し右足シュート。フリーだったが、これは惜しくもGK六反の好セーブに阻まれた。

 終盤、福岡も諦めずにハイボールを入れて同点を狙ったが、柏は増嶋、近藤のCBコンビが集中を切らさずに守ってゴールを追加点を許さなかった。柏が前節磐田戦の6失点大敗のショックを振り払い、3-2で勝利。首位の名古屋が敗れたため、2位浮上に成功した。

[写真]J1初ゴールを決めた林

(取材・文 近藤安弘)

TOP