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[MOM468]F東京U-18MF二瓶翼(2年)_期待のドリブラーがついに台頭

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高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ イースト
[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[8・23 高円宮杯プレミアリーグイースト第1節 F東京U-18 1-1 青森山田高 深川]
 
 FC東京U-18期待のドリブラーが本領を発揮しつつある。青森山田戦は互いが正確なパスをつなぎながら攻め合う好ゲームに。その中で個人技を活かしたドリブルでアクセントとなっていたのが、F東京U-18MF二瓶翼だった。

 決して飛びぬけたスピードを持つ訳ではない。ただ左サイドからテンポのいいステップワークを駆使したドリブルで中央へと切れ込み、青森山田の守備網に何度も穴を開けた。対峙した相手はU-17W杯日本代表のSB室屋成。スピードで上回る室屋を完全に攻略するまでには至らなかったが、それでも隙のない守りを見せていた青森山田でも彼からボールを奪うことは容易なことではなかった。

 二瓶は前半40分にドリブルでマークを外して左足シュートにまで持ち込むと後半15分には中央から右へ流れながら右足シュート。さらに16分にはMF野沢英之からのスルーパスを引き出してPAへ侵入し、逆に20分には野沢とのワンツーから決定的なラストパスを通した。互いにセットプレーでのゴールだけに留まった強豪対決の中で、F東京U-18の背番号25が最もゴールの予感を漂わせていた。

 09年U-15日本代表候補の期待のMFは中学生でU-18チームデビュー。ただ強豪・F東京U-18の中では高校2年生となった今年も先発することができず。ベンチ入りを逃すことも多かった。ただ「練習試合を経験できていたし、全力でやるしかないと思っていた。落ち込むときもあったけれど、それはとことん落ち込んでから切り替えて。今は自分のいいプレーが出せるようになった。ドリブルは自分のいいところ、魅力だと思うし全力で出していく」。今月上旬の天皇杯東京都予選・専修大戦で初先発して「大学生相手でも通用したし全然行けると思った。どんどんチャレンジできると思った」というMFは同じポジションの主力MF岩木慎也が不在だったこともあり、この日も先発。倉又寿雄監督は「もっと縦にいければもっといいプレーができる」と注文をつけていたが、それでもその台頭を喜んでいた。

 自分のモチベーションを上げるきっかけもあった。國保塁コーチを通して、テレビ局が編集したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのDVDを入手。憧れのプレーヤーのプレーを毎日毎日繰り返して見ることでイメージが広がり、意識が変わった。「いいイメージがもてるし、モチベーションを上げさせてくれる。メッシはアグレッシブにシュートを打つし、相手にボールを触らせない」。憧れの存在を目に焼き付けることがパフォーマンスの向上にもつながっていた。「今までつらい思いをしてきた。全力でやるだけ」と誓う二瓶が始まったばかりの後半戦でこれからより大きな輝きを放つ。

(取材・文 吉田太郎)

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