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浦和は原口ミドルのこぼれから高崎ゴールで一度は同点も……C大阪に敗れる

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[8.26 J1第24節 C大阪3-1浦和 長居]

 浦和レッズはC大阪に先制されるも、日本代表FW原口元気のミドルシュートのこぼれをFW高崎寛之が押し込み、一度は同点に追いついた。しかし、ラスト4分で再び突き放されて1-3の敗戦。3戦勝ちなし(1分2敗)となり、順位も12位から13位へ一つ後退した。

 今節の浦和は、日本代表のMF柏木陽介とMF山田直輝が出場停止。代わってMF山田暢久とMF鈴木啓太のベテランがダブルボランチを組んだ。試合が動いたのは後半に入ってからだった。後半3分、右サイドから崩されると最後はMF山口螢に先制点を決められた。同14分、右サイドから持ち込んだMF田中達也が中央へ折り返す。ゴール正面、FWデスポトビッチのシュートはDFに阻まれるが、こぼれがFWマルシオ・リシャルデスの足元へ。絶好のチャンスかと思われたが、PA内混戦からDFにクリアされ、シュートまでは持ち込めなかった。

 なんとか追いつこうと後半15分、浦和は2枚の交代カードを切った。田中とデスポトビッチに代えて、FWエスクデロ・セルヒオと高崎をピッチへ送る。すると後半33分、日本代表のFW原口元気が左サイドから中央へドリブルで切れ込む。相手DF3枚を振り切り、得意のコースからミドルシュート。GKキム・ジンヒョンに弾かれるも、こぼれに高崎が右足で詰めて、1-1に追いついた。ここから逆転を目指したい浦和だったが、終了間際の4分間で2失点を喫してしまった。

 後半42分に再び右サイドを押し込まれ、MF扇原貴宏にシュートを決められて2度目のリードを奪われる。さらにロスタイム1分にはカウンターからピンチを招き、MFファビオ・ロペスにループシュートを打たれる。運良くクロスバーに当たったが、ロペスを止めようとGK加藤順大が前に出ていたため、こぼれ球をMF倉田秋に無人のゴールへ流し込まれてしまった。結局1-3の敗戦。ここ2戦で1試合1得点と攻撃陣に物足りなさの残る結果となった。

 試合後のテレビインタビューでペトロビッチ監督は「残り4分で2点目、3点目をやられてしまったことに加えて、たくさんのチャンスを与えてしまった」と攻撃で相手を下回った結果に唇を噛んだ。

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