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ドイツから帰国の内田が合流、「平常心でやっていくことが大事」

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 日本代表DF内田篤人(シャルケ04)が30日、帰国し、今季リーグ戦初先発を果たした28日のボルシアMG戦(1-0)から中1日でW杯アジア3次予選を控える代表チームに合流した。

 ドイツからの長距離移動を経て、さっそくの練習参加となったが「いつも(代表戦は)こんな感じ。若いので大丈夫」と飄々と話した。チーム合流から3日で9月2日の北朝鮮戦(埼玉)を迎えることになるが、その表情に不安はない。

 既に今季のブンデスリーガは4節を終えているが、内田はなかなかコンディションが上がらず、開幕スタートに失敗。新戦力のDFマルコ・ヘーガーの台頭もあり、開幕から3戦連続で出番がなかった。ヨーロッパリーグのアウェー・ヘルシンキ戦(0-2)にはフル出場したものの、ポジションは本職とは逆の左SB。簡単にボールを奪われる場面が目立ち、持ち味を発揮するには至らなかった。

 しかし代表合流直前、28日のボルシアMG戦で待望の右SBで今季リーグ戦初先発を飾ると、右サイドから幾度もチャンスを演出。今季初のフル出場にも終始運動量を落とすことなく、攻守に渡って走り抜き、完封勝利に大きく貢献した。欧州で迎える2年目のシーズン。先発落ちの状況にも焦らず、あくまでもマイペースでコンディションを上げ、きっちりとW杯予選本番に合わせてきた。

 2日の北朝鮮戦へ向けては「初戦でホームなので。チームみんなで一丸となって戦いたい。前の試合(韓国戦)も上手くできているので、自分たちのサッカーを崩さないでやっていきたい」と力を込めた。しかし一方で「初戦が上手くいかなくても、まだまだ先は長いので。上手くいかなくても平常心でやっていくことが大事」とコメント。どんなときも焦らずに、内田は内田らしく、W杯予選の舞台も平常心で戦い抜く。

[写真]この日帰国したDF内田篤人はさっそく練習に合流

(取材・文 片岡涼)

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