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課題の攻撃面は改善できず、柏木「イラつきが半端ない」

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[9.11 J1第25節 浦和0-1山形 埼玉]

 試合後のブーイングは思ったより少なかった。サポーターは怒る気にもなれなかったのか……。浦和レッズは相変わらず攻撃面での課題を露呈し、山形に0-1敗戦。4試合連続で白星から見放された。たしかに開始2分に失点したが、課題は攻撃にある。山形にボールを“持たされた感”はあるが、決定機をほとんど作ることが出来なかった。

 MF柏木陽介は「内容、結果がひどかった。相手にチャンスはそんなになかったと思うけど、自分たちにもなく、何もない感じで終わった。自分たちの中で“サッカーをやっている”と思えてて負けるなら、多少は仕方ないと思えるけど、それもできてない。イラつきが半端ないし、見てる人はもっとむかついてると思う」と吐き捨てるように振り返った。

 ずっと課題にしている連動した攻撃ができない。この中断期間も必死に取り組んだが、改善されなかった。中盤がボールを保持しても、誰かが裏に抜けたり、ポストに入ったり、サイドに開いたり、ポジションチェンジしようとクロスしたりと、2人目、3人目の動きがほとんどない。柏木は「戦術どうこうよりも1人1 人の選手がもっとしっかりやらないといけないし、1人1人の運動量を上げていかないと勝てない。1人1人が死ぬまで走る気持ちでやらないといけない」とサッカーの基本の部分が欠如していることを口にした。

 どうすれば、うまく攻守の歯車が噛み合うのか。選手の話を総合すると、やはり基本的な部分を指摘する。柏木が代弁した。「やろうと言っていることができてない。同じことの繰り返し。コンパクトにしようと言っても、ずっとコンパクトにできてない。相手が引いてきたところにしっかり付こうと話しても、それができてない。動き出して欲しいと言っても動き出してない……。やろうと言っていることが全部できてないから、こういう結果になってる。レッズだから大丈夫だろうというのが、どこかにあるんだと思う。レッズだからこそ、やらないといけないという気持ちにならないといけない」。

 4試合連続勝ち星なしで、勝ち点28の14位となった。降格圏16位の甲府とは同7差となっている。さらに17位の山形とは同8差。後ろがどんどん詰まってきている。ペトロビッチ監督は「このままパニックになって崩れても、残り9試合あるので意味がないだろう。自分たちを信じて、次の試合に向かっていかないといけない」と前を向いた。この日、柱谷幸一GMを解任するという“ショック療法”が施された浦和。何としても浮上のきっかけにしたいものだ。

(取材・文 近藤安弘)



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