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「オジサン2人で頑張ってるんで」水戸が鈴木&吉原弾で10試合ぶり白星!!

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[10.2 J2第30節 京都0-2水戸 西京極]

 水戸ホーリーホックがFW吉原宏太とFW鈴木隆行の2得点で京都サンガF.C.に2-0で勝利した。7月31日の愛媛戦(3-1)以来、実に10試合ぶりの白星を獲得。試合後のテレビインタビューで吉原は「最後まで大変だった。京都はパワーもあるし、勝つことがこんなに大変なんだなと思った」と約2ヵ月ぶりの勝利に安堵の表情をみせた。

 それでも今季初得点が先制ゴールとなった吉原は終始、満面の笑顔。「若い鶴野がいいボールをあげてくれたので絶対に決めようというか、貫いてやろうと思った」とコメント。鈴木との連弾については「オジサン2人で頑張ってるので。隆行さんも頼りになるし、本当にやっていて楽しい。僕も負けられないので」と意気込んだ。

 試合が動いたのは後半だった。後半3分、MFロメロ・フランクからのパスを受けたMF鶴野太貴が右クロス。ファーサイドの吉原が頭で合わせた。ヘディングシュートはわずかにポストの内側を叩きながらも、ゴールネットへ吸い込まれ、水戸が先制に成功した。

 そして後半10分には追加点。GK本間幸司が前線に蹴り込んだボールはサイドラインを割るかと思われたが、右サイドを駆け上がったFW小池純輝が必死に追いつく。中央への折り返しを最後は鈴木が冷静に右足シュート。「エーコ(小池)がいいボールを入れてくれたので決めるだけでした」というシュートはゴールネットへ突き刺さった。

 その後は押し込まれる場面もあったが、本間を中心とした守備陣が守りきり、6月19日の岡山戦(1-0)以来となる完封勝利。元日本代表ストライカー2人の連弾で待望の白星を獲得した。鈴木は「ゴールは久しぶりだったので超嬉しい。だいぶみんなも動けていたし、僕もやりやすかった」とチームの出来にも満足した様子をみせた。

 一方、ここ3戦負けなし(2勝1分)の京都だったが水戸に勝ち点3を献上してしまった。MFチョン・ウヨンの右CKからDF内野貴志のヘディングシュートはクロスバーを叩き、FW宮吉拓実やFW久保裕也のシュートは枠を捉えることはできず。GKの好セーブにも阻まれ、9月16日のF東京戦(1-6)以来、4試合ぶりの黒星を喫した。

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