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[国体少年男子]3位決定戦は壮絶な撃ち合いに!大谷ロスタイムV弾で広島が3位

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[10.6 山口国体少年男子3位決定戦 広島4-3大阪 おのだサッカー交流公園]

 第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」サッカー競技少年男子3位決定戦が6日、山口県のおのだサッカー交流公園サッカー場で行われ、広島と大阪が対戦。後半ロスタイムにDF大谷尚輝(広島ユース)が決めた決勝ゴールにより、4-3で広島が勝った。

 3位決定戦は今大会で最もエキサイティングな試合となった。前半22分に高速カウンターからFW越智大和(広島ユース)の左足シュートで広島が先制した試合は、大阪がFW魚里直哉(C大阪U-18)とMF藪内健人(G大阪ユース)のゴールで逆転。ただ広島は後半7分にMF宮原和也(広島ユース)の技ありのコントロールショットで再び同点に追いつくと、17分にはPAでDFを外したMF川辺駿(広島ユース)が右足で勝ち越しゴールを流し込んだ。

「前半は中盤が死んでいた。(指摘した)後半は中盤がジャンジャンやりだした」と広島の山崎真監督。中盤で劣勢だった前半は相手のMF丸岡満(C大阪U-18)やMF小川直毅(G大阪ユース)らに自由に走られた。そしてMF平田昌規(C大阪U-18)にポスト直撃の左足シュートを放たれるなど押し込まれた。ただ、後半は展開が一転。川辺がポスト直撃の右足ミドルを思い切って放つなど「変わった」中盤とともに広島がどんどん前へ出て行く。そして試合をひっくり返した。ただ勝ち越してから突き放せなかった広島に大阪の攻撃力が再び牙を剥く。

 後半30分、FW大津耀誠(C大阪U-18)がゴール正面右寄り、PAやや外でFKを獲得。これを10番・丸岡が右足で狙うと、広島DF大谷に当たってコースの変わったシュートがそのままゴール左隅へ吸い込まれた。

 これで3-3。大阪は直後にMF金永洙(C大阪U-18)が2枚目の警告を受けて退場してしまうが、それでもベンチからの「行け!」の声を後押しに前へ前へと勝ち越しゴールを狙いにいく。一方、広島も「みんな攻撃が大好き。前行きたい選手ばかり。彼ら(選手たち)のサッカーはボクらの頭の中を越えています。だから『遠慮なく行け』と。『迷ったら行け』と言ってきました」(山崎監督)と真っ向から撃ち合いに応じる。

 さらにヒートアップした最終盤。激戦の決着は後半ロスタイムについた。大阪は36分、大津がゴール至近距離から決定的なシュートを放つが、広島はDF山副晃平主将(広島ユース)がゴールラインすれすれでスーパークリア。そして広島はセットプレーで前線へ上がっていた大谷がその後も前線に残りゴールを狙い続ける。数的不利にある状況にも関わらず攻める大阪と、3バックのひとりが前線へ上がって攻め返す広島。勝利したのは広島だった。

 38分、中盤中央の川辺がDF2人を引き付けて右前方の大谷へラストパスを送ると、PAのわずかに外側から大谷が右足を振りぬく。これがGKの横を破る決勝ゴールとなった。右手を突き上げて喜ぶ背番号3にチームメートが一斉に駆け寄る。「この試合がこのチーム最後の試合。いい形で終われる」と大谷。決勝戦は0-0で引き分けたため、3位決定戦で撃ち合いを制した広島が今大会唯一、勝利で山口を後にするチームとなった。
 
(取材・文 吉田太郎)

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