[11.6 J2第34節 熊本1-2京都 水前寺]

　4連勝中の10位京都サンガF.C.は9位ロアッソ熊本に先制点を奪われるも、FWドゥトラの2得点の活躍で2-1の逆転勝利を収めた。05年以来の5連勝を飾ると、順位の入れ替えに成功し、10位から9位へ順位を上げた。

　先制点を奪ったのは熊本だった。前半11分、FW武富孝介のスルーパスにPA内左へ抜け出したFW大迫希が冷静にシュートを決め、1-0と熊本がリードした。同20分にも武富がミドルシュート。同24分には大迫の右クロスから武富がシュートを狙うなど、前線の2人を起点に幾度も攻めかかるが追加点は奪えない。

　すると、ここから4連勝中に京都が決定力の高さをみせた。前半37分、ドリブルで仕掛けたMF中山博貴から最後はゴール正面のドゥトラがシュートを決め、1-1と同点に追いつく。後半に入っても勢いは止まらない。後半8分、左サイドからショートパスをつないで崩しにかかる。MF中村充孝、中山へパスをつなぐと、折り返しをドゥトラが沈め、2-1と逆転に成功。そのまま試合は終了し、京都が5連勝を飾った。

　試合後のインタビューで2点を決めたドゥトラは「きょうの試合に勝つことで順位も上がると分かっていた。そういう試合で2得点を挙げて、連勝に貢献できたことが嬉しい」と笑顔で話した。