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[五輪最終予選]1トップで好ポストプレー連発も、大迫は5戦不発に「FWはどれだけおさめても、ゴールで評価される」

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[11.27 五輪アジア最終予選 日本2-1シリア 国立]

 すっきりしなかった。チームの2-1勝利は嬉しかったが、無得点という自身の結果に悔しさが募った。1トップで先発し、積極的にシュートを打ちながら無得点に終わったFW大迫勇也(鹿島)は「チャンスがあったのに決められなかった。悔しいです。ゴール前、もっと落ち着いてやれたら決められた」と試合後は反省ばかりが口をついた。

 22日のバーレーン戦(2-0)に続き、4試合連続でFW永井謙佑を差し置いて1トップを任された。序盤から巧みなポストプレーで味方の攻撃を引き出したり、サイドに開いてドリブルで仕掛けたりと、シリアに脅威を与え続けた。この日、チームはパス回しが機能したが、大迫のポストがそれを生み出していた。しかし、ゴールだけが遠かった。前半13分、PA右で放った右足シュートはDFにブロックされ、同26分のPA正面からの左足シュートはGKにセーブされた。

 後半26分にもゴール前でシュートを放ったが、GKにセーブされた。チーム最多タイの4本のシュートを放ったが、これでU-22戦では、6月19日のロンドン五輪2次予選クウェート戦(3-1)を最後に、5試合連続ノーゴールとなった。1-1に追いつかれた直後の後半30分で永井と交代した。ゴール以外は好プレーの連続だっただけに「交代は悔しかったです。ポストプレーが良かった? FWはどれだけ(ボールを)おさめても、ゴールで評価される」と肩を落とした。

「ポストはある程度やれたと思うけど、ほんとゴールが欲しいです。もっと練習することが大事。次のアウェー戦で勝てば、五輪出場に向けて大きいと思う。質を上げるのは大事だけど、打っていくことも大事。ゴール前で落ち着いてやることですね」と大迫。改善策は見えている。理想は、ポストもできてゴールも決められるストライカーだ。さらに成長し、大一番となる2月のアウェー・シリア戦では、自らのゴールで勝利をもたらす。


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