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『なでしこジャパン』が流行語大賞を受賞!

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 流行語大賞は『なでしこジャパン』に!! 今年話題になった言葉に贈られる「2011年ユーキャン新語・流行語大賞」の発表が1日に都内で行われ、今夏にドイツで開催された女子W杯で初優勝を果たした日本女子代表の愛称『なでしこジャパン』が年間大賞に選出された。「3.11」や「スマホ」、「ラブ注入」などを抑えての栄冠となった。

 日本女子代表は7月17日、女子W杯ドイツ大会の決勝でアメリカと対戦し、2-2からのPK戦の末にアメリカを下して初優勝を飾った。国際サッカー連盟(FIFA)主催大会での日本の優勝は男女通じて史上初の快挙となったが、これに日本中が大フィーバーとなり、社会現象となった。チーム全員が国民栄誉賞を受賞するなど日本全国に“なでしこブーム”が到来。3月の東日本大震災の悲しみにくれる日本に、明るい話題をもたらしたことが評価されての受賞となった。

以下、2011新語・流行語大賞トップテン※公式HPより抜粋。なでしこジャパン以外を掲載

『絆』
 未曾有の大災害である東日本大震災は、人々に「絆」の大切さを再認識させた。復興に際しての日本全体の支援・協力の意識の高まりだけでなく、地域社会でのつながりを大切にしようとする動きや、結婚に至るカップルの増加などの現象がみられた。

『スマホ』
 スマートフォン。パソコンと同等の拡張性をもち、インターネットにそのまま接続可能な携帯電話。アップル社のiPhoneシリーズが大人気となり、その後、グーグル社が提供する「アンドロイド」を搭載する機種など、各社が類似端末を発売して製品ラインナップを広げた。2011年はスマホ普及の年といわれ、夏には携帯電話端末の販売台数の半分以上をスマートフォンが占めた。

『どじょう内閣』
 8月29日の民主党代表選で、野田佳彦候補が相田みつをの詩「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」を引用、地味だが実直な政治を目指すことをアピールして当選した。メディアはこの演説を「どじょう演説」と呼び、野田内閣のことも「どじょう内閣」と呼ぶようになった。

『どや顔』
 「どや」とは関西の方言で「どうだ?」の意味。「すごいだろう?」のニュアンスも含み、どや顔とは自慢げな顔、得意満面、したり顔のこと。ダウンタウンなどのお笑い芸人がテレビのバラエティ番組の中で多用し、全国的に広まったとされる。

『帰宅難民』
 勤務先などで災害に遭遇し、交通機関の混乱から帰宅が困難になった人のこと。「帰宅困難者」ともいう。東日本大震災では、東京は震度5強の揺れを観測したが、鉄道の運休などにより約500万人が帰宅難民になったと推定される。

『こだまでしょうか』
 東日本大震災後、頻繁に流れたACジャパンのテレビCM中のフレーズ。「遊ぼうっていうと遊ぼうっていう」で始まり「こだまでしょうか?…いいえ誰でも」とシメる。明治時代の詩人、金子みすゞの詩。この「こだまでしょうか」が収録された詩集に問い合わせが殺到し、ベストセラーとなった。

『3.11』
 2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロの呼称「9.11」にならった呼び名。津波が襲い、福島第一原発の事故が起きたあの日、アメリカにとっての同時多発テロに匹敵するような歴史的な衝撃が、この国にもたらされたのである。

『風評被害』
 ありもしない噂やデマを世間に流されたり、取り沙汰されたりして被る被害のこと。福島第一原子力発電所事故後、被曝を恐れる心理から、福島からの避難民が差別的な扱いを受けるなどした。また農畜産物や魚、工業製品が過剰に避けられたりするなどのケースも発生した。

『ラブ注入』
 整体師でもあるお笑い芸人・楽しんごのギャグ。独特の振り付けをしながら「ドドスコスコスコ」を3回繰り返し、「ラブ注入」で胸の前で手でハートマークを作る。オネエブームの後押しのもと、いじられやすいキャラで人気を得た。

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