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京都は3発勝利で7位でフィニッシュ、天皇杯・鹿島戦へ弾み

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[12.3 J2第38節 京都3-1岐阜 西京極]

 京都サンガF.C.FC岐阜に3-1で勝利した。勝ち点を58に伸ばすと、栃木を勝ち点2差で上回り、勝ち点で並ぶ北九州を得失点差で上回ると9位から7位へ浮上を果たした。

 前半32分、京都が先制に成功した。DF安藤淳の右クロスをMF工藤浩平がヘディングシュート。GKに弾かれるも、最後はこぼれを拾ったMF中山博貴がシュートを決めた。中山の「右サイドを上手く切り崩してくれて、こぼれ球を蹴り込むだけでした」と振り返るシュートで1-0とリードを奪った。さらに前半終了間際のロスタイム2分には、FWドゥトラが追加点。2-0で前半を折り返した。

 後半に入っても京都がゲームの主導権を握る。すると後半12分、MFチョン・ウヨンの右CKにDF秋本倫孝が合わせてヘディングシュート。3-0と試合を決定付けた。後半38分にはMF押谷祐樹にミドルシュートを決められ、1点を返される。それでも3-1で逃げ切った京都が前節の横浜FC戦(2-1)に続いての連勝を飾った。

 試合後、京都の大木武監督は「後半の20分前後、ミスのオンパレードだった。技術がないのであればもっともっと練習すること。もしどこかでイージーな気持ちが出てきたのであればもう一度考え直してもらうこと」と勝利にも厳しい口調。

 今月17日の天皇杯・鹿島戦へ向けては「五分じゃ敵わない。やっぱりそれを上回らないと。自分たちはチャレンジャーだという構図ははっきりしている。どうしても絵的にはアントラーズは受けて立つような形になる。だったらそれを最大限に活かすこと。それが一番精神的な部分では大きいと思う」と意気込んだ。

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