アーセナルは9日、創設125周年記念の一環で制作された、ハーバート・チャップマン、トニー・アダムス、ティエリ・アンリの銅像が完成したとして、除幕式を行った。

　ハーバート・チャップマンは1925年から1934年まで指揮を執り、4度のリーグ優勝を成し遂げたアーセナル創成期の伝説的名将。2002年にはイングランドサッカー協会の殿堂入りを果たしている。

　トニー・アダムスは1983年からアーセナル一筋で19年間プレーしたDF。通算669試合に出場し、10個の主要タイトル獲得に貢献した。22歳の若さでクラブのキャプテンに就任し、最も成功を収めたキャプテンといわれている。

　そして最後に発表されたティエリ・アンリは、1999年から8年間でクラブ史上最多の226ゴールを決めたFW。得点王を4度獲得し、2度のリーグ王者に導いた。

　公式サイトによると、エミーレーツ・スタジアムで行われた式に出席したアンリは「ジョークだと思った」と、この話を聞かされたときの驚きを隠さず、「偉大な選手たちとのプレーが自分にとって重要だった」と当時のチームメートへの感謝を口にした。