ヴィッセル神戸のFW都倉賢がスペイン1部のヘタフェに短期留学することがわかった。あす12日から約1週間、練習に参加する予定。初日はBチームの練習に参加するが、実力が認められ次第、トップチームに帯同できることになっているという。

　都倉はまだ神戸との契約が残っており、来季も残留することが確実。だが、将来的な欧州挑戦に向けて武者修行を思い描いていたところ、今回、その願いが叶った。都倉は今季、6月に右足第5中足骨疲労骨折で全治約3か月の負傷を負って長期離脱した。現在は完全復活しているが、来季の始動から万全な状態で臨むために、また新たな刺激を受けようと練習参加を決断した。

　ヘタフェは今季、リーグ戦でバルセロナを倒して注目を集めたが、下位に低迷している。都倉はあくまでも将来を見据えての練習参加としているが、長身を活かしたポストプレーやゴール前での迫力は、潜在能力の高さを感じさせるもの。首脳陣の目に止まれば、オファーに発展する可能性があるかもしれない。いずれせによ都倉は来季、神戸でレギュラーをつかむため、スペインで修業をする。

(サッカージャーナリスト 玉乃淳)

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A・マドリーユース出身で、東京Vや草津などでプレーし、現役を引退した玉乃氏がサッカージャーナリストに転身。テレビや雑誌などで仕事をしている。
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