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[ケイスポ]慶應義塾大vs福岡大 試合後の慶應義塾大コメント

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[12.18 第60回全日本大学サッカー選手権大会 1回戦 慶應義塾大学2-1(延長)福岡大 足利]

 荒鷲イレブンが9年ぶりに全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)に帰ってきた。冬の大学王者を決めるインカレは勝者と敗者でその明暗がくっきりと分かれるトーナメント形式での頂上決戦。それだけに初戦を迎えた足利のピッチでは両校の闘志が激しく火花を散らした。

以下、試合後の慶應義塾大コメント

●須田芳正監督
―今日の試合を振り返って。
「全国の厳しさというか、最後の勝負への集中力というのが高くて本当にいいチームだなと。なかなか全国で勝つのは大変だなという印象です」

―途中交代した森田選手がしっかり結果を残したことについて。
「途中から出てとにかくゴールを取るというのが彼の仕事だった。いつもゴールに直結するプレーをしなさいと言ってるが、まさにそういうプレーだった。森田はもともとシュート力やドリブルの技術も高いので、あの位置で仕事をすれば結果が出る。よかったです」

―試合前に福岡大に対する具体的な対策というのはとっていたか?
「乾監督は策士ですから、どう来るか分からなかったですが、相手の特徴はディフェンスが堅いことと、速い展開の攻撃を仕掛けてくることだと思っていた。我々は攻撃をしているときの守備のリスクマネージメント、それとボールを持ったらなるべくワイドに展開し、相手を動かそうという対策をとって臨みました」

―次節に向けて。
「まず、今度は金曜日なのでコンディションを回復させること。あとケガ人も何人か出ているのでそこの部分を治療すること。あとはセットプレーの対応であったり、攻撃のときのクロスへの入り方であったり、そういう細かい部分の修正を行っていきたいと思います」

●DF笠松亮太主将(4年=東京Vユース)
―前半の最初はいつも通りの動きが見られませんでした。
「ちょっと堅かったかなという部分と、押し込んでくるサッカーに対してちょっと慌てた部分もあったかなと思います。あとはグラウンドがいつもと少し違ってロングボールがあまりうまく蹴れなかったのですが、そこにも徐々に慣れてきたので、まあ次の試合は落ち着いてできるんじゃないかと思います」

―失点後はどのように修正したか?
「失点のシーンはロングスローだったので。とにかくロングスローは人にまずいって、そのあとこぼれ球をしっかり拾うと。同じことは二度と繰り返さないようにしようというのを話していて、そこは上手く対処できたかなと思う。相手の攻撃に関しては簡単に蹴ってくるという中で、相手も一枚しか前にいなかったので恐さはなかった」

―負傷者も出た中でどのように引き締めていきたいか?
「次にケガした選手の誰が戻ってくるか分からないですけど、途中から出てきた森田だったり、控えにもいい選手がいっぱいいるのでそういう選手たちもしっかり意思を統一して今までと変わらないサッカーをすることが大事だと思う。しっかりいい準備をしていきたい」

●DF田中奏一副将(4年=F東京U-18)
―今の心境は?
「勝つことを目標にしていたので本当に嬉しいです。ただ、去年総理大臣杯ではベスト8で負けた経験があるので、気を引き締めたい」

―トーナメントならではの難しさは?
「あんまりそういうことは感じなかったです。ただ試合を通して感じたのは、今日も苦しいシチュエーションになりましたけど、自分達は普段から関東大学リーグという素晴らしい環境で22試合本当に苦しい戦いをしてきていて、向こうはどうかはわかりませんけど、リーグのレベル全体の高さで言えば関東リーグの方が上だと思うので、そういった意味で関東大学リーグに育ててもらったなと感じました。そのリーグの力の違いが最後に出たのかなと思います」

―同点に追いついてからは?
「PK戦にはもつれ込みたくなくて、ちゃんとサッカーで決着をつけられるようにと思っていました」

●MF河井陽介(4年=藤枝東高)
―ベストヒーローにも選出されましたが、ご自身の出来は?
「今日は、ちょっと引きすぎましたね。相手も引いていて、自分のところにあんまり食いついてこなかったので、ボールは受けられているけど、相手の危険なゾーンに入っていってないし、そういう意味では満足できなかったです。相手のバイタルエリアに入って決定的な仕事を出来るようになれば、もっともっと成長していけると思います」

―福岡大の印象は?
「毎年全国で結果を残しているチームだけあって、トーナメントの戦い方に慣れているなと感じたし、レベルの高い選手が揃っている印象でした。でも、攻撃力のある、ポテンシャルのある選手が多いので、もっと攻撃的にこられていれば、うちももっと苦しかったかなと思います」

―ピッチコンディションについて。
「まず、枯芝なので(笑)。もうちょっと良いグランドで出来るように、まずは次勝って、勝てば西が丘で出来ると思うので、そこまではいきたいです。こんなところで引退するとちょっとさまにならないので、次も勝ってちゃんとしたグラウンドで試合をやりたいなと思います」

―次の試合に向けて。
「ここまで来たら、やるだけです。慶太(日髙選手)がもし出来なくても、サブの選手の調子もいいですし、みんな出たがっていると思うので、そこは何も心配していないです。相手どうこうよりもまずは自分たちが良い準備をして、今日の反省を踏まえながら、良いところは続けていって、一戦一戦成長していきたいです。勝ち進んでいくにはもっとプラスアルファの何かが必要だと思いますし、ラッキーボーイが出てくることも必要だと思うので。そういうのが出てくれば優勝に近づいてくると思います」

●GK中川翔太(4年=國學院久我山高)
―今の率直な気持ちを。
「目標である日本一に向けて一戦一戦、戦っていこうということだったんですけど、その第一歩が確実に歩めたかなと思っていて、率直に嬉しい気持ちでいっぱいです」

―今日の試合を振り返って。
「失点の時間が早く、GKとしては反省する面はありました。ただそれからの慶應のイレブンは本当に、後ろから見ていても、頼もしいなと思っていて。今年は1点とられてからも逆転できる強みが慶應にはあるので、そういういい部分がまたこういう全国の舞台でもでたのかなと思います」

―今日は1対1の場面を防ぐなど好プレーがあったがご自身の出来は
「失点したとこ以外に関してはクロスボールだったり、シュートストップだったりある程度いい対応ができたかなと思います」

―インカレのピッチに立った気持ちは。
「何ももう失うものはないですし、チャレンジャーとして臨んだ。たくさんの部員たちの応援があったから、本当に堂々とピッチに立ってプレーすることができました」

―次の試合に向けての意気込みを。
「また慶應らしいサッカーをして、慶應魂の入ったプレーを一瞬一瞬でして、またもう一つ上にいけるように戦っていきたいと思います」

●MF森田達見(3年=川崎U-18)
―今の率直な気持ちを。
「まず本当に勝ててホッとしていて、4年生と少しでも長くやりたいので、次につながって良かったと思います」

―今日の試合を振り返って。
「先制点を取られてしまったのですが、試合全体を通して慶應のサッカーができたと思いますし、それが結果に出て良かったと思います」

―途中交代で入るときはどのような気持ちだったか?
「個人的にスタメンじゃなくて悔しかったので、結果を残そうと思っていましたし、1-1という状況で自分が入るということは点を取りにいく合図だと自分でも思っているので、ゴールに向かって仕掛けようと思っていました」

―逆転弾を決めた時の気持ちは?
「全国の舞台で決めることができて素直に嬉しかったですが、ただ、自分たちの目標は日本一なので、ここで終わらずに次につなげたいと思います」

―ゴールまでのプレーは、頭の中にあったプレーか?
「ボールを受けたなかで、相手があまり寄せてこなかったので、ドリブルで運んでシュートまでいけると思ってある程度はイメージ通りでした」

―次の試合への意気込みを。
「目標は日本一ですし、今日の勝利ということは嬉しかったですけど、喜びは今日で終わりにして、また来週から次の試合に向けて切り替えたいと思います」

(取材 慶應スポーツ新聞会)

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