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ゴールで五輪代表定位置死守狙う大迫、選手権出場の後輩へエール

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 ロンドン五輪を目指すU-22日本代表候補は26日、千葉県内で強化合宿2日目の練習を行い、7対7のミニゲームを3分の1コートと2分の1コート弱での2度に分けて実施するなど1時間強、汗を流した。練習には15名が参加したが、MF山村和也(流通経済大)は対人の練習を避けてミニゲームに関しては別メニューだった。

 ロンドン五輪アジア最終予選3試合全てで先発しているFW大迫勇也(鹿島)はミニゲームでMF山本康裕(磐田)とのワンツーから豪快にゴールネットを揺らしたほか、PKではGK増田卓也(流通経済大)の逆をついてゴール左へ右足シュートを流し込むなど存在感を示していた。

 25日には追加招集で4選手が選出されたが、指宿洋史(セビリア・アトレチコ)、大津祐樹(ボルシアMG)、宇佐美貴史(バイエルン)とそのうち3人がFW登録選手だ。ただ「お互いにいい刺激を受けて頑張っていきたい」と歓迎した大迫は、来年2月に再開する最終予選、そしてロンドン五輪へ向けて「予選3試合に出ることはできている。(このまま)予選に出ることがオリンピックに近づけると思う。(まずは)クラブで結果を出さないとつながっていけない。点を取ること。チャンスはオリンピック(代表)でもJでもたくさん作れている。あとは質を高めて点にこだわりたい」と意気込んだ。

 今回の合宿が終了した後は、地元・鹿児島に戻ってゆっくりと休養し、1月7、8日頃から鹿島でトレーニングする予定。12月30日から始まる全国高校選手権には、“怪物”と騒がれた大迫が大会得点記録を更新する10ゴールを記録した08年度以来に母校の鹿児島城西高が出場する。「頑張ってほしいですね。今年のチームは見ていないので分からないですけど、もし、7日、8日頃まで残っていてくれたら応援にいきたいです」とエールを送っていた。

(取材・文 吉田太郎)

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