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U-22代表DF比嘉、2012年へ向けてACL&ロンドン五輪行きを熱望

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 今月3日に大学リーグの最終節を終え、久しぶりのオフを送っていた流通経済大のDF比嘉祐介(4年=流通経済大付柏高)だが、25日から始まったU-22代表候補合宿で久しぶりに体を動かした。きょう26日にはミニゲームでもハツラツとプレー。「3日にリーグ戦を終えて、休んでいたので余り動けないと思ったが、結構できた」と話していた。

 この日の夕方には海外組の4選手が合流する。チーム一のムードメーカーは「宇佐美もイブ(指宿)も大津も知っているので。しっかり絡んでいじるように。見た感じの勢いで絡んでいきます!!」と笑顔をみせた。

 今後、年内はしっかりと身体を休め、年明けから地元・沖縄でU-22代表合宿へ向けて、身体をつくっていく予定。「まずは15日に向けてやっていきたい。しっかりキャンプでアピールして(予選)メンバーに入れるように」と1月15日から行われるU-22代表のグアム合宿へ早くも意気込んだ。2012年は比嘉にとっては勝負の1年となる。U-22代表として戦うロンドン五輪が控えているだけでなく、いよいよ横浜F・マリノスでのプロ生活もスタートする。「マリノスでしっかり開幕スタメンを狙っていきたい。最初が勝負だと思ってる」と力を込めた。
 
 また、今の比嘉にとって、横浜FMが天皇杯を勝ち上がっていることも、一つの励みになっている。横浜FMは、今季をACL出場圏外の5位で終えたが天皇杯で優勝すれば、ACL出場権を獲得することができる。「外国人とサッカーをするのが好き。ACLに出て戦いたい」と話している比嘉にとって、横浜FMの試合結果が大いに気になるところ。12月24日の天皇杯・準々決勝は、生で見ることはできなかったものの、しっかりと録画。試合の情報は「ハーフタイムとか、試合が動きそうなときにゲキサカを開いてみてました」という。そして横浜FMは名古屋にPK4-3で勝利。「マリノスさんには天皇杯を勝ってもらいたい。ACLまであと2試合に近づいたので。これも、一つのモチベーションになってます」と話した。大学界屈指のSBが代表とクラブの両方で“世界挑戦”する年にしたいと息巻いていた。

(取材・文 片岡涼)

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