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河野「お前の番だ」、杉本が憧れの先輩からの言葉に飛躍誓う

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 東京Vユースからトップ昇格を果たした東京ヴェルディのMF杉本竜士が憧れの先輩の背中を追いかける。杉本がかねてから尊敬していると話していたFW河野広貴が2012シーズンからF東京へ移籍。ともにプレーすることは叶わなくなった。プロ入り後の楽しみのひとつに、河野とサッカーをすることを挙げていた杉本にとって、あまりにショッキングな出来事。ドリブル突破を持ち味としたプレースタイルも似ており、サッカーに対する"熱さ"など共通する部分が多い二人。だからこそ杉本は「移籍を知ってから、かなりヘコんでました」と話す。

 しかし、移籍発表後に河野から杉本へ直接電話がかかってきた。かけられた言葉は「次はお前の番だぞ!今度はお前が7番をつけろ」という力強いもの。東京Vの7番を背負い、「ドリブルが上手いし、ターンは早いし、全てが完璧」という尊敬する先輩からの直々の言葉に、強く刺激を受けた。だからこそ、プロ1年目のシーズンへ向けて、かける思いは強い。

「今年の目標は、代表に選ばれて10月のAFC U-19選手権に出ること。それと来シーズンにヴェルディで7番をつけること」の2本柱を掲げた。残念ながら、河野の移籍決定前に今季の背番号は決まっており、2012シーズンの7は空番号。杉本は33番になった。「絶対に他の選手に付けて欲しくない」と話す7番を2年目でつけるためにも、今シーズンはそれに見合う活躍が要求される。1年目のシーズンから、トップチームの試合に絡んで結果を残していくつもりだ。

 また、これまでの杉本は年代別代表へかける思いは、そこまで強くなかった。あくまで、所属先での結果と活躍を第一優先に考えていたからだ。しかしプロ入りが決まり、「自分の名を売るためにも、自分がより上手くなるためにも、代表に入らないとと思った」という。代表でのサッカーと東京Vでのサッカーに違いがあり、以前は自分のプレースタイルを変えることに強い抵抗があった。しかし今では「プロとしてのプライドを捨てる気はないけど、今後の自分のためにも、いろいろな戦い方をできるようにしないといけない時期にはなってると思う」とキッパリ話した。

「川勝さんの練習を信じてやっていれば、大きなアドバンテージになる。あの練習をやっていれば間違いはないし、代表にも入れると思っている」。1年目からブレイクを果たし、年代別代表にも定着する。そして2013シーズンは憧れの先輩・河野が背負った"7番"をつける。杉本は力強く未来を見つめた。

(取材・文 片岡涼)
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