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川崎F“お膝元”出身の新加入GK高木「懐かしい感じ」

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 全日本大学選手権で準優勝した明治大から川崎フロンターレへ加入したGK高木駿が「地元」での活躍を誓った。高木は小学校から高校まで東京Vの下部組織でプレーしてきたが、高校時代はヴェルディユースでプレーしながら川崎Fの練習場である麻生グラウンドにほど近い神奈川県立麻生高に通学。それだけに「麻生グラウンドは高校から山ひとつ越えたところ。懐かしい感じです。高校の友達も支えてくれる。ストレスもなく居られるし、あの雰囲気は好き」と“帰ってきた”川崎、麻生への強い思いを口にする。

 同じく今季加入したGK西部洋平をはじめ、杉山力裕、安藤駿介との守護神争いは激戦必至。ただ09年の全日本大学選手権で明治大の日本一に貢献し、昨年のユニバーシアードで金メダルも獲得したGKは自信を持ってプロの世界に入ってきている。「タイミング、スピードを活かして強みにするくらいの考え。(身長は高くないが)自分にしかできないプレーがある。自分の声でチームを動かしていく」と力を込める。

 そして「一年目から(ポジションを)取るつもりでやる。常にそう思わないと取れない。ただ試合に出れなくても踏ん張ることが大事。この部分では負けない自信がある」。たとえ、出番がなくてもくじけることはない。大学サッカー界屈指の実力派GKは“地元”の好環境でしっかりとトレーニングしながら、訪れたチャンスを必ずものにする。

(取材・文 吉田太郎)
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