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F東京に加入の渡邉千真、先輩・平山に「高校時代のようないじられ方」

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 全国Vコンビの復活だ。横浜FMから完全移籍でFC東京に加入したFW渡邉千真は国見高2年時、当時3年だったFW平山相太らとともに全国高校選手権を制覇。9年ぶりのコンビ再結成に「またいい関係をつくっていけると思う」と意欲を見せた。

 ピッチ上では心強いチームメイトも、ピッチを離れれば先輩後輩の関係は絶対だ。「高校時代のようないじられ方というか、扱いがひどい」。そう笑って打ち明けた渡邉は「プロになってからなかったので、高校時代を思い出しました」と思わず苦笑いした。

 早稲田大から横浜FMに入団した09年は全34試合に出場し、13得点を記録。ルーキーとしては史上2人目となる2ケタ得点を挙げ、新人王にも輝いた。しかし、10年以降は先発機会が減少。10年は8得点、11年は7得点にとどまった。

「出られなくなるのは悔しいけど、それは監督が決めることだし、どうやったら出られるのか、自分に何が足りないのかを考えていた」。前線からの守備や攻守の切り替え。課題克服に取り組みながら、ストライカーとしての信念だけは譲らなかった。

「去年のF東京の試合を見て、いいサッカー、攻撃的なサッカーをしていて、その中で自分もやりたいという気持ちが強かった。チームの勝利に貢献できるゴールをたくさん取っていきたい」。プロ4年目の再挑戦。和製ストライカーが新天地で“リスタート”を切る。

(取材・文 西山紘平)

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