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ドルトムントが4連勝で暫定首位、香川のシュートからバリオスが今季初ゴール

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 ブンデスリーガ第20節の1日目が3日に行われた。日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは敵地でニュルンベルクと対戦し、2-0で勝利した。ブンデスリーガはバイエルン、ドルトムント、シャルケの上位3チームが勝ち点40で並ぶ大混戦。今節で勝利したドルトムントは、4日に試合があるバイエルンとシャルケに先立ち、勝ち点を43に伸ばすと首位に立った。

 前節のホッフェンハイム戦で2得点を決めた香川は、6試合連続の先発出場。前半は押し込まれる場面が続いたが、開始早々、香川が守備で活躍をみせた。前半11分、左CKからニアサイドでMFシモンスにヘディングシュートを許す。あわや失点の場面だったがゴールライン上の香川が頭でクリア。なんとかピンチをしのいだ。同22分にはアクシデントが発生。MFベンダーが負傷交代し、代わってMFライトナーが出場した。

 その後、3連勝中のドルトムントは幾度か反撃をみせるもゴールは遠い。前半28分には右サイドから香川が仕掛け、ラストパスに詰めたFWレワンドフスキがシュートを放つがGKに阻まれた。同35分には、DFピシュチェクが右クロス。これはDFにクリアされるも、左サイドでこぼれを拾ったMFグロスクロイツが折り返す。ゴール正面の香川が右足アウトサイドで合わせるも、シュートは力なく、相手GKに止められてしまった。前半を0-0で折り返す。

 嫌な流れで迎えた後半だったが、ドルトムントがワンチャンスをものにし、先制点を奪った。後半3分、センターライン付近、左サイドのライトナーが逆サイドへスルーパス。オーバーラップしたピシュチェクのマイナスの折り返しから最後はMFケールが左足シュート。待望の先制弾を決めた。

 さらに後半37分には、2-0に突き放すゴールが決まる。中央のFWバリオスが左サイドへ展開。グロスクロイツの横パスから香川が放ったシュートはGKに弾かれるも、走り込んでいたバリオスがこぼれに詰めて、左足でシュートを決めた。

 昨季は16得点を決めたバリオスだったが、今季は出場機会に恵まれず。今冬には移籍も取り沙汰されるも、残留を決断していた。待望の今季初ゴールを決めたバリオスは、チームメイトと抱き合い、喜びを爆発させた。そのまま逃げ切ったドルトムントが2-0の勝利。2戦連発はならなかった香川だが、絶妙なパスで何度もチャンスを演出。2戦連続のフル出場で14戦負けなしの4連勝に大きく貢献した。


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