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現状「50%」新生・F東京U-18は新スタイルに挑戦:東京都クラブユース(U-17)選手権

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[2.5 東京都クラブユース(U-17)選手権 F東京U-18 1-2三菱養和SCユース 武蔵野苑多目的G]

 2007年から5年間指揮を執った倉又寿雄監督が育成部部長へ転任し、昨年U-12育成担当と普及部コーチを兼務していた本吉剛新監督が就任したFC東京U-18は、公式戦3戦目で初黒星がついた。

 トップチームのポポヴィッチ新監督就任に伴い、本吉監督は「(U-18チームもスタイルを)変えようとしている。ポポヴィッチ監督が来てリアクションではなく、自分たちから主導権を握ろうとしている」と路線を大きく変更。前線からの強烈なプレッシングとダイナミックにボールを動かすサッカーで結果を残してきたF東京U-18だが、「根詰めてやろうと思っている」(本吉監督)というポゼッションを徹底。ただ、この日の序盤は相手の鋭いプレスにリズムを崩し、高い位置でボールを奪われると、相手を背後から追いかける形となった選手たちがファウルを連発してしまう。

 そしてセットプレーから2失点。ここから左MF川上翔平(1年)を中央へ動かし、彼のサイドチェンジやドリブル、両SBの攻撃参加から相手を完全に押し返し、後半は主導権を握り続けていた。だが、MF岩田拓也(2年)の5本を筆頭に後半だけでシュート13本を放ったものの、得点は後半33分にセットプレーから相手のミスを誘発してCB柳澤優芽(1年)が決めた1点だけに終わった。

 正確な技術があり、運動量も豊富な選手たち。ややゴール前での迫力を欠いて敗戦したが、これからへの期待も持てる内容だった。指揮官は「50%」と現状を評価するが、新スタイル導入にも問題なく対応し、縦への速さとポゼッションとを柔軟に使い分けている印象だ。この日欠場したMF福森健太、MF二瓶翼(ともに2年)という個でも打開できる選手が加われば、また攻撃力は高まるだろう。ただプレミアリーグ返り咲きを果たすためには柏U-18や横浜FMユースなどハイレベルな強豪たちと戦うプリンスリーグ関東1部での優勝が必須。間違いなく厳しい戦いになるであろうプリンスリーグで優勝するためには、目標とするポゼッションスタイルを構築させながら、昨年悩まされた得点力不足などの課題を解決しなければならない。

 重責を担うこととなった本吉監督だが「U-18もスクールのコーチもジュニアユースのコーチにもみんな同じプレッシャーがかかっています」と育成スタッフにかかるプレッシャーはどのカテゴリーも同じでものであることを説明。そして「昨年プレミアから落ちてしまった。今年勝ち上がっていくことがチームとしての目標となる。そしてひとりでも多くの選手が上へ行くこと。ここからひとりでも優秀な選手を出す」と語った。

 まだどの選手が派遣されるか未定ではあるが、2月17日から24日に開催されるトップチームの宮崎県・都城市キャンプには数名のU-18チーム選手が帯同する予定となっている。そこでトップチームからひとつでも多くのことを学んだ選手たち中心に、F東京U-18は全員で新しいスタイルの確立を目指す。

[写真]新スタイルに挑戦中のF東京U-18。この日は岩田らがゴールを狙うも1-2で敗戦
(取材・文 吉田太郎)

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