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長友フル出場もインテルは泥沼抜け出せず…リーグ戦3連敗、公式戦勝ちなしは6まで伸びる

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 セリエAは17日、第24節1日目の2試合を行った。DF長友佑都所属のインテルはホームでボローニャと対戦。前節、11試合ぶりにベンチスタートとなった長友は、左サイドバックで2試合ぶりに先発復帰を果たした。しかしチームは前半だけで2失点を喫するなど0-3で敗戦。リーグ戦3連敗、公式戦の勝ちなしも6まで伸びた。22日に行われる欧州CLのマルセイユ戦(アウェー)に大きな不安を抱えたまま挑むこととなった。

 序盤ペースを握ったのはインテルだった。前半10分には左サイド長友からボールを受けたMFヴェスレイ・スナイデルがミドルシュート。同18分にはスナイデルの右サイドからのCKをDFマイコンがフリーでヘディングシュートを放ったがいずれもGKの好セーブにあい得点を奪えない。チャンスは作るものの得点を奪えないインテルに徐々に重い空気が流れ出す。

 するとインテルはボローニャに一瞬のすきを突かれてしまう。前半37分、FWハストン・ラミレスに左サイドの突破を許すと、中央へのマイナスのクロスを送られる。受けたMFディエゴ・ペレスが右サイドフリーで待つFWマルコ・ディ・バイオにパス。長友がスライディングでシュートブロックに行くがワントラップで交わされ、左足で豪快に決められてしまった。

 焦ったインテルはさらにその1分後、今度はミスから失点を喫した。後方からのロングボールに対応したDFアンドレア・ラノッキアが胸トラップでGKにボールを返そうとしたところをディ・バイオに奪われ、難なく2点目を決められてしまう。

 あっという間に2点のビハインドを背負ったインテルだが、後半に入ってもなかなかリズムを取り戻せない。14分に長友が左サイドからペネルティーエリアに侵入し、FWディエゴ・フォルランへラストパスを送る。しかしフォルランのシュートはGKジャン・フランソワ・ジレの横っ飛びセーブに防がれてしまう。22分にはスナイデルのFKからラノッキアが決定的なヘディングシュートを放ったが、またしてもGKがゴールラインぎりぎりで弾きだされてしまった。

 終了間際の後半40分にはFWロベルト・アクアフレスカにとどめの3点目を突き刺され、結局0-3で試合終了。3発快勝のボローニャは1月8日のカターニャ戦(2-0)以来5戦ぶりの白星を飾った。長友もフル出場で積極的な攻撃参加を見せたが、チームは反撃の1点すら奪うことが出来ず、完敗を喫した。

インテル 0-3 ボローニャ
[ボ]マルコ・ディ・バイオ2(37分、38分)、ロベルト・アクアフレスカ(85分)

フィオレンティーナ 0-3 ナポリ
[ナ]エディンソン・カバーニ2(3分、55分)、エゼキエル・ラベッシ(90分)


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