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若手に気を配る最年長・遠藤、アイスランド戦で“FK解禁”も

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 伝家の宝刀の復活だ。日本代表MF遠藤保仁(G大阪)は22日の全体練習後、居残りでMF藤本淳吾(名古屋)、DF槙野智章(浦和)らとFK練習を行った。昨季終盤戦は右内転筋痛の影響でFKを“封印”。代表戦でもセットプレーのキッカーをDF駒野友一(磐田)らに譲ってきたが、「足の状態も少しずつよくなっているし、リバウンドもない。ここまでは順調に来ている」と、24日のアイスランド戦(長居)では久々に“解禁”されそうだ。

 18歳のFW久保裕也(京都)ら若手選手が多数招集された今合宿。今年1月に32歳になった遠藤は最年長として周囲にも気を配っている。「初めての選手は、向こうからはコミュニケーションを取りづらいと思う。もともといるメンバーがコミュニケーションを取って、チームの雰囲気も大事にしたい」と強調。「(食事の)テーブルが同じときはしゃべるし、ピッチ内では練習で分からないことがあればサポートしてあげたいと思っている」と、ピッチ内外を問わず、初選出組がスムーズにチームに溶け込めるように尽力している。

 アイスランド戦に向けては「いい内容で、いい結果を求めるだけ。29日のこと(W杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦)は考えていないし、(アイスランドに)勝つというだけ。それしかない」と力説する。大阪・長居での試合ということもあり、「知り合いが多いから関東よりは関西の方がいいというのもあるけど、何回もやっているので。でも、関西でいいゲームができればいいなと思う」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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