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2/22A代表練習後の選手コメント

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 キリンチャレンジ杯・アイスランド戦(24日、長居)に向けて大阪合宿中の日本代表は22日、約2時間の練習を行った。追加招集されたMF谷口博之(横浜FM)も同日の練習から合流。雨の降る中、ゲーム形式の練習などで調整し、ハーフコートの紅白戦ではFW藤本淳吾(名古屋)、FW大久保嘉人(神戸)がゴールを決めた。

以下、練習後の選手コメント

●FW久保裕也(京都)
―合宿3日目になったが?
「雰囲気には慣れたけど、プレーのスピードはまだ全然付いていけない気がする。判断もすごい速いし、最後のゲーム(ハーフコートでの紅白戦)も2タッチの制限の中でミスなく上手くやっていた」
―自分の良さは出せている?
「あまり出せていないけど、最初に比べたら緊張もしていない方。見ているだけでもすごいし、いろんなことを吸収できる。いいことしかないと思う」
―あらためて自分の目指すところが見えてきた?
「将来ここでずっとやれたらいいなと思う」
―U-19の代表でタイに遠征したときは「チームでやる方が勉強になる」と話していたけど?
「今はこっちの方が吸収することがある」
―アイスランド戦のピッチに立つイメージはある?
「試合に出るイメージは常に持っている。たとえ出られなくても、いい経験になっているので大丈夫。スピード感に慣れていきたい。プレーのスピードも速い」
―特にすごいと思った選手は?
「全員なんですけど、遠藤さんとかはやっぱりすごいですね」

●FW前田遼一(磐田)
―大久保とは久々に一緒にやっているが?
「長いこと一緒にやったことがあるので、特に違和感なくできている。自分のコンディションも悪くない」
―アイスランド戦でどういうプレーを見せたい?
「やりたいのは前線でしっかり起点になって、点を取ること」
―イングランドのクラブに練習参加してみて感じたことは?
「言葉にするのは難しい。3日間という短い期間だったので」

●FW藤本淳吾(名古屋)
―早く代表戦で点を取りたい?
「そうですね。まだ1点も取ってないので。結果を残せるようにしたいし、そこは強く意識してやっていきたい」
―セットプレーもチャンスになるが?
「精度の高いボールを供給していきたい」

●MF柴崎岳(鹿島)
―練習後に監督と話していたが?
「縦に早くつけることを結構求められる。鹿島では横のパスもまじえながらだけど、ここだとなるべく早く(前に)つけて供給するのを求められる。でも、それができれば選手として幅が出るし、選択肢も広がる。特に代表だからこうするとかではなくて、どっちにも通じるものはあると思う」
―ボランチから攻撃がスタートするイメージ?
「ボランチが前を見たら(周りが)動き出す約束事がある。僕のところで前を向いたら、周りは動き出す準備をするし、僕のところで前を向くことが大切。SBや僕らが攻撃のスイッチを入れる場所。そこから前に早くつけることができれば、いい攻撃にもつながると思う」
―監督は将来性に期待して招集したということだが?
「どういう意図で呼んだのかは分からないけど、呼ばれて来ているからには、一番間近で見られているし、アピールもしないといけない。同時に一緒にやっている選手から学ぶこともある。そういう経験を大事にしていきたい」
―同じボランチの遠藤はいろいろ参考になる?
「一個人だけでなく、みんなレベルの高い選手が集まっている」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―全体練習後にFK練習をやっていたが?
「向こう(チームのキャンプ)でやっていたのをやっていただけ。足の状態も少しずつよくなっているし、リバウンドもない。ここまでは順調に来ている」
―どういう試合にしたい?
「いい内容で、いい結果を求めるだけ。29日のこと(W杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦)は考えていないし、(アイスランドに)勝つというだけ。それしかない」
―大阪での試合だが?
「知り合いが多いから関東よりは関西の方がいいというのもあるけど、何回もやっているので。でも、関西でいいゲームができればいいなと思う」
―今回の合宿は若い選手が多いが?
「もともといるメンバーは何でも分かっているけど、新しく入ったメンバーは緊張もあるだろうし、分からないことだらけだと思う。時間はかかると思うけど、少しずつ監督の考えを理解して、一人ひとりが一番いいところを出していってほしいと思うし、そのサポートをしてあげたい。コミュニケーションも大事だし、初めての選手は、向こうからはコミュニケーションは取りづらいと思う。もともといるメンバーがコミュニケーションを取って、チームの雰囲気も大事にしたい。(食事の)テーブルが同じときはしゃべるし、ピッチ内では練習で分からないことがあればサポートしてあげたいと思っている」
―ボランチで増田とコンビを組んでいたが?
「守備も攻撃も高いレベルでできる選手だと思う。何回も組んではいないけど、お互いのいいところを出せれば。一人が上げれば自由にやっていいし、バランスをうまく取っていきたい。それはだれと組んでも一緒」

(取材・文 西山紘平)

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