UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は22日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、MF宇佐美貴史の所属するバイエルン(ドイツ)はアウェーでバーゼル(スイス)と対戦し、0-1で敗れた。18日のブンデスリーガで最下位フライブルクとスコアレスドローに終わったバイエルンはこの日もノーゴールに終わり、公式戦2試合連続の無得点。リーグ戦では3試合連続でベンチ入りしていた宇佐美だが、この日は公式戦4試合ぶりのメンバー外だった。

　立ち上がりはホームのバーゼルが押し気味に試合を進めたが、GKノイアーのビッグセーブでピンチをしのいだバイエルンが徐々にポゼッションを高め、バーゼルを押し込んでいった。しかし、右サイドで先発したFWロッベンが元磐田のDFパク・チュホに抑え込まれるなど、なかなかバーゼルの牙城を崩せない。

　前半を0-0で折り返すと、後半もアウェーのバイエルンが主導権を握るが、ゴールが遠い。後半20分には絶好の位置でFKを獲得するが、ロッベンのキックは壁を直撃。同27分、途中出場のMFトーマス・ミュラーのスルーパスからFWマリオ・ゴメスが抜け出すが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。

　すると後半41分、粘り強く耐えていたバーゼルが先制に成功する。右サイドからドリブルで切れ込んだMFジャック・ズアがスルーパス。バイエルンの最終ラインの乱れを突いたMFシュトッカーがフリーで抜け出し、落ち着いて左足でゴールネットを揺らした。

　試合はそのまま1-0で終了。バイエルンの最後の反撃もしのいだバーゼルが逃げ切り、大金星を挙げた。第2戦はホーム&アウェーを入れ替え、3月13日にバイエルンのホームで行われる。

バーゼル 1-0 バイエルン
[バー]バレンティン・シュトッカー(86分)

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