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2戦ぶり復帰の香川、代表合流を明かす 「帰ることになりました」

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 ブンデスリーガは26日、第23節を行い、MF香川真司の所属する首位ドルトムントはホームで7位ハノーファーと対戦し、FWレワンドフスキの2得点などで3-1で競り勝った。

 左足首を痛めていた香川はトップ下で2試合ぶりに先発復帰し、後半42分までプレー。チームの7連勝に貢献すると、試合後、W杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦(29日、豊田ス)に臨む日本代表に参加することを明らかにした。代表合宿は27日から愛知県内でスタート。香川は今後、日本に帰国し、試合前日の28日に合流する見通し。

以下、試合後のコメント

―3-1だったが?
「後半はちょっと展開されて危なかった。自分たちもチャンスがあったので、決められるところで決めないと、こうなるかなと」

―1失点するまではよかった?
「前半からチャンスはあったから、そういうところで決めないといけないし、2-0になったところはチームに余裕があって浮浮ついた感じがあった」

―交代の際には大声援が送られたが?
「ここのサポーターには常に支えられている。応えるためにも結果を出したいですね」

―2週間ぶりだが気をつけたことは?
「1試合抜けたことによってスタミナに不安はあったけど、問題はなかった。(スタミナが)落ちてる気もしなかった。よかったと思う」

―チームの攻撃として縦への速さはあるが、横の動きなどトータルの質はどう?
「うーん。このチームの良さでもあるんだけど。でも、自分が気を使って横に動いて時間を止めたり、ボールを落ち着かせたりした」

―2点目のあとフンメルスと話していたのは?
「その前にマッツ(フンメルス)から縦パスが来ていたから『もっとくれ』と言いました」

―香川選手自身は周りを使えていたのでは?
「周りを使う余裕はできていたし、後半もボールが入ればしっかりやれると思ったけど、得点にならなくて残念だった。自分たちが決められるところを決められなかった。ミスが多かった」

―ケガの状態は?
「問題ない。腫れもなかったし。(日本代表戦のために)帰ることになりました」

―短期間での調整で気を使うことは?
「ケガ明けで試合をして、(日本に)着いてすぐ次の試合というのはかなりハード。最大限できることをやって、集中して入らないとケガをする可能性もあると思う。しっかり集中して、自分ができる最大限の切り替え、体の準備をしていくしかない。(代表との往復は)避けて通れないこと」

―代表も今後は6月のW杯アジア最終予選まで空くが?
「久しぶりなので、楽しみもある。代表は代表の良さもあって、楽しみもある。ウズベキスタンは強いけど、自分たちがポゼッションは取れると思う。その中で得点につながる形を追求したい。最終予選もそういう戦いが続くと思うので、シミュレーションしたい。ウズベキスタンも最終予選に出るような相手ですから」

―気持ちの切り替えは大変か?
「難しいところは正直ある。ケガを乗り越えたところで次の試合というのは切り替えていかないと。でも、それができて、結果を残せてこそトップの選手だと思う。自分にとって経験の上で必要だと思う」

―今日は日本から応援ツアーが来ていたが?
「試合に出られない予定だったから申し訳ないと思っていたが、試合に出られて安心した。来てくれて感謝でいっぱい。勝ててよかったです」

(取材・文 了戒美子)

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