今年、20周年を迎えたナビスコ杯は20日にグループリーグが開幕する。2日に都内で行われたキックオフカンファレンスでは4チームの選手が代表して会見に出席。前回王者鹿島アントラーズのMF小笠原満男は「去年は優勝して、このトロフィーを持ち帰ることができた。今年も優勝して、このトロフィーを鹿嶋に持ち帰りたい」と連覇を誓った。

　とはいえ、まずは10日に開幕するJ1リーグに気持ちが向いていたか、ナビスコ杯の初戦で対戦する相手の印象を聞かれると、「開幕カードを知らないんですけど……」と苦笑い。隣にいたFW大久保嘉人を擁するヴィッセル神戸と対戦することを知らされ、「うちの選手を持っていかれたので、勝利で取り返せるようにがんばりたい」と笑いを誘った。

　今季、鹿島からFW田代有三、MF野沢拓也を獲得した神戸はハイデュク・スプリト(クロアチア)から元鹿島のDF伊野波雅彦も加入した。“因縁”めいた試合に向け大久保は「僕は初戦が大事だと思っているので、しっかり勝ちたい」と、小笠原に対抗するように打倒・鹿島に意欲を見せていた。

(取材・文　西山紘平)

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