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2012シーズン最初のタイトルは…J王者・柏が天皇杯覇者・F東京に競り勝つ!!

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[3.3 富士ゼロックススーパー杯 柏2-1F東京 国立]

 2012シーズンの幕開けを告げる富士ゼロックススーパー杯が3日、東京・国立競技場で行われ、昨年のJリーグ王者柏レイソルと天皇杯覇者のFC東京が対戦した。柏は前半26分、MFジョルジ・ワグネルの弾丸ミドルで先制すると、同43分にMFレアンドロ・ドミンゲスがPKで追加点。F東京も後半20分にMF長谷川アーリアジャスールのゴールで1点を返したが、柏がそのまま2-1で逃げ切り、2012シーズン最初のタイトルを獲得した。

 柏は26日のちばぎんカップと同じ先発メンバー。FW北嶋秀朗とFW田中順也が2トップを組み、新加入のFWリカルド・ロボ、ちばぎんカップで決勝点を決めたFW工藤壮人はベンチスタートだった。

 ポポヴィッチ新監督を迎えたF東京は4-2-3-1のシステムを採用。CBはDF森重真人とDF徳永悠平のコンビで、左SBには清水から加入のDF太田宏介が入った。前線はFWルーカスの1トップで、横浜FMから加入した長谷川がトップ下を務めた。
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 立ち上がりはF東京がペースを握った。ボールポゼッションを高め、積極的に仕掛ける。前半10分には左SBの太田がDF酒井宏樹とDF増嶋竜也の間を突破し、ファウルを獲得。このFKからMF谷澤達也がシュート性のクロスをゴール前に送ると、GK菅野孝憲がかろうじてCKに弾いた。

 前半17分にもルーカスのポストプレーからこぼれ球を長谷川がシュート。その後もMF高橋秀人、MF石川直宏が果敢にミドルシュートを放つなど積極的にゴールを狙った。

 劣勢を強いられ、シュートまで持ち込めない柏だが、ワンチャンスをものにする。前半26分、カウンターからセンターサークル付近でボールを受けたワグネルがドリブルで持ち込み、ゴールまで約25mの距離から左足を一閃。無回転ミドルをゴール右隅にねじ込み、均衡を破った。

 先制後は流れが一変。バイタルエリアでレアンドロらが前を向いてボールを持ち、F東京を押し込んでいく。F東京はファウルで柏の突破を止める場面も増え、柏が再三、FKのチャンスを獲得する。すると前半42分、レアンドロのFKからワグネルがヘディングシュート。惜しくもポストに弾かれたが、PA内でこぼれ球を競り合った北嶋がDF森重真人に倒され、西村雄一主審の笛が鳴る。このPKをレアンドロが落ち着いて決め、柏が2-0とリードを広げ、前半を折り返した。

 早めに1点を返したいF東京は後半5分、長谷川のパスから谷澤がPA内でドリブルを仕掛ける。GK菅野をかわそうとしたところで菅野、酒井に挟まれるようにして転倒。しかし、これは谷澤のシミュレーションの判定で、PK獲得とはならなかった。

 F東京は後半13分、石川に代えてFW渡邉千真を投入。長谷川が右サイドに出て、前線でルーカスと渡邉が2トップを組む4-4-2にシステムを変更した。すると、この交代策が奏功する。後半20分、谷澤の縦パスを受けた渡邉が左サイドにスルーパス。深くえぐった高橋の折り返しに長谷川が飛び込むと、シュートは一度はGK菅野に弾かれたが、こぼれ球を再び長谷川が頭で押し込み、1点を返した。

 1点差に追い上げられた柏は後半25分、北嶋と田中に代えてFWリカルド・ロボとMF澤昌克を投入し、2トップを入れ替える。F東京も同29分、谷澤に代えてMF羽生直剛をピッチに送り込んだ。柏はロボが後半30分に左足ミドルを狙うが、流れは追い上げムードのF東京に移っていく。

 後半32分、DF椋原健太のオーバーラップからゴール前にクロスボールを送ると、走り込んだ羽生がフリーでヘディングシュート。しかし、これはゴールのわずか右に外れ、その1分後にも渡邉の折り返したから羽生が決定機を迎えたが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。

 後半37分、MF大谷秀和に代えてDF安英学をボランチに入れ、守備を強化する柏に対し、F東京は同41分、高橋に代えてMF河野広貴を投入し、最後のカードを切る。長谷川がボランチに下がり、河野を右サイドに置いたF東京は最後の猛攻を仕掛けるが、柏も体を張った守備で対抗。1点のリードを死守し、2-1のまま逃げ切った。

(取材・文 西山紘平)

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