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森島&木島の“滝二コンビ”で3得点!!大分が栃木に快勝し今季初勝利

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[3.11 J2第2節 栃木0-3大分 栃木グ]

 ともに開幕戦を落とした栃木SC大分トリニータの対戦は大分が3-0で勝利した。開幕戦の草津戦(2-3)では終了間際に追いつきながらロスタイムに再度勝ち越されるという悔しい敗戦を喫した大分だったが、この日は3得点の快勝で2012年初勝利を飾った。

 試合開始からアウェーの大分が主導権を握った。前半16分、左サイドからMF石神直哉が強烈なシュート。惜しくも右ポストを叩いたが、同25分にもDFラインから出たロングフィードに抜け出したFW森島康仁が右足でシュート。これもGK武田博行の好セーブに阻まれたが、大分がチャンスをつくり続けた。

 すると前半36分、大分は中盤でボールを奪い、右サイドに展開。MF小手川宏基がニアサイドに速いクロスを送り、飛び込んだ森島が左足で合わせ、先制に成功した。

 一方、押され気味だった栃木。ハーフタイムに松田浩監督に「一瞬たりとも集中を切らすな」と気合を入れられて挑んだ後半の開始早々にチャンスを迎える。後半1分、MF河原和寿が2列目からスルスルと抜け出し、シュート。しかしGKに弾かれ、再度こぼれ球に詰めたが、押し込めなかった。

 後半21分にFWチェ・ジョンハンに代わってFW木島悠が出場すると、大分がさらに勢いを増した。同22分、木島は森島から出たループパスに反応すると、DFが処理にもたつく間にGKと1対1に。落ち着いて左足を振り抜き、出場からわずか1分のファーストプレーで追加点を奪った。木島はJデビューとなった開幕戦でも途中出場でゴールを決めており、2試合連続のゴール。出場機会を求め、今季清水から完全移籍で加入した新戦力がまたしても結果を残した。

 さらに後半31分、カウンターから左サイドを突破した木島がDFとGKを引き付け、逆サイドへクロス。森島がダイビングヘッドで合わせ、ダメ押しの3点目を突き刺した。

 木島と森島は滝川二高時代の先輩後輩。一つ先輩の木島が今季から大分に加入したことにより、05年3月に高校を卒業して以来のコンビ結成となった。木島は「プレゼントしようと思って(クロスを)上げました」と冗談交じりに森島へのアシストを振り返った。昨年7月23日の湘南戦以来の3得点で快勝した大分。森島は「(開幕戦で)ホームで最悪の負け方をしたけど、この3得点で勢いに乗れれば」と笑顔を見せ、今後への手応えを感じていた。

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