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U-19代表吉田監督、2/12午前練習後のコメント

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 今秋、2013年のU-20W杯出場を懸けたAFC U-19選手権を戦うU-19日本代表候補が12日午前、千葉県内で今年初めてとなる練習を行い、アジア予選へ向けてスタートした。以下、U-19日本代表吉田靖監督の12日午前練習後のコメント

―今回はややラージグループにいる選手たちを招集した?
「基本的には1回のキャンプで呼べる人数は最大でもこのくらいと思うので、できるだけ可能性のある子を呼んで試したいと思います」

―初日午前の練習から妥協することなく、徹底して取り組んでいた
「我々はそんなに時間がない。チームなので、毎回毎回トレーニングの中でできるだけ選手にコンセプトを徹底していかないと、とてもじゃないけど時間がないですから」

―一次予選でアジアの厳しさを選手たちも理解できた。練習終盤には選手同士で声を掛け合う場面も
「前回の一次予選での反省点がいっぱいあったんで修正して。特に攻撃のところの共通のイメージ作りを。基本的にコンセプトを与えてその中で選手がコミュニケーションを取りながらやっていくという感じです。この年代なので時間がかかるんですけど、最終的には選手が自分たちでピッチの中でやることなので、選手の中から声が出るとかそういうことが一番大切だと思う」

―アジアを戦って、改めて必要な選手とは
「ある程度高い技術がないとダメだし、戦術的なものもしっかりしていないといけない。今はそういうものがないと国際サッカーの試合のレベルが上がったときは通用しない。プラス、何か自分の特長がないとダメだなという感じがする。特にアジアの戦いではタフなゲームになるので戦える選手が必要」

―苦戦して学んだことが
「苦戦したんで良かったというか、選手たちも簡単ではないと自覚したと思う。簡単にはいけないと自覚していると思う」

―練習前のミーティングではどのような話を
「基本的にスケジュールを、今年こういう感じでやるよという話をして、あとは前回のアジア予選の反省で、もっとこういうところを良くしていこうとか、きょうトレーニングでやったところだったり、またこういうところが課題だと。我々はこういうサッカーを目指しそうとしているけれど、改善すべきこと、またこういうことがもっとできたよね、というところはビデオでまとめて見させました」

―まだ甘さを感じるところがある
「まだまだですね。もっとやらないといけない。自分のチームという意識でやってもらいたい。お客さんではないので、もちろん選手たちが入れ替わる訳ですから難しいところはあるんですけどチームに帰った時はチームで100パーセント。でもここに来たときはここのチームの一員なんで、その中でチームのために最大限の努力をしてほしい」

―チームで結果を残すことがメンバー入りのために重要
「チームのパフォーマンスも重要ですけど、ここ(代表)でいろんなことに対して、19のチームの一員としてやることが非常に重要な訳で、評価もする」

―今年初めて集まって選手たちの成長を感じるか
「以前よりも間違いなく良くなっていると思いますよ。半分以上がプロに行って。プロは甘いものじゃない。ただ、まだ1年生なので厳しさを分かっていないので、まだまだなんですけど。ただ若い選手は最初からしっかりしている選手はいないんで、これからですよ。これからどこかの大会で突破したりすれば変わってくるというのは、今までも見ている。(世界切符を)何としても(つかんでほしい)」

(取材・文 吉田太郎)

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