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U-23代表・清武「自分たちのサッカーをやれば問題ない」

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 U-23日本代表に頼れる男が帰ってきた。追加招集されたMF清武弘嗣だ。14日のバーレーン戦に向けて、12日に都内で行われた練習を終えて「いろいろなことを試せてよかったと思います」と振り返った。

 2月5日のシリア戦の前に、左足ふくらはぎを負傷し、チームを離脱。シリア戦(1-2)、続くマレーシア戦(4-0)を欠場した。その2試合を「普通に応援していました」と話す。だが、出場できなかった胸の内の無念ははかりしれない。チームの大黒柱であるが、フル代表に招集されたこともあり、最終予選には1試合しか出場していないからだ。

 それだけに、この試合にかける気持ちは強い。清武自身は久しぶりに合流したチームの雰囲気を「今までと変わらない」と話すが、周囲はその絶大の存在感を口にする。

 GK権田修一が「練習にしまりが出る」と言えば、ポジションを争うFW齋藤学も「うまいっすからね。刺激になります」と口をそろえる。同じく追加招集の大津祐樹は「一緒にやりやすい。自分も生かせるし、生かせてもらえる」と、ピッチ上での相乗効果を認めた。

 フル代表に選ばれてからも「絶対に出たい大会」と口にしていたロンドンまで、あと一つ。

「特別な相手の対策はありません。自分たちのサッカーをすれば、問題ないと思います」

 ハイレベルなポジション争い。そして、日本代表に技術面で高い質をもたらす男が、U-23代表をロンドン五輪に導く。


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