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[EL]フル出場の内田が8強入り引き寄せるゴール演出、シャルケが4発勝利で準々決勝へ!!

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 ヨーロッパリーグ(EL)は15日、決勝トーナメント2回戦第2戦を行い、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケ04(ドイツ)はホームでトゥエンテ(オランダ)と対戦し、4-1で勝利した。敵地での第1戦は0-1で敗れたがホームで貫録の白星獲得。2戦合計4-2となり、逆転の8強入りを決めた。16日に準々決勝抽選会が行われ、第1戦は29日に行われる。

 内田は右SBで公式戦3戦連続の先発出場。また第1戦でMFマティプが一発退場となっていたが、この判定に対して、シャルケがUEFAへ異議を申し立てた。13日にUEFAの規律委員会が異議について却下したものの、シャルケが控訴。審議が見送られ、16日にヒアリングが行われることとなったため、マティプは今試合に出場できることになり、先発出場を果たした。

 試合は前半14分、先制点を奪われる苦しい立ち上がりとなった。内田のサイドから押し込まれると、FWルーク・デ・ヨングのパスにMFナセル・チャドゥリが抜け出す。最後はMFウィリアム・ジョーンズに左足シュートを決められ、0-1となってしまった。

 それでも前半29分、左サイドを駆け上がったMFドラクスラーがクロスを上げる。ファーサイドに飛び込んだFWフンテラールがヘディングシュート。高い打点から叩き込み、1-1に追いついた。そのまま前半を1-1で折り返す。

 この時点では2戦合計1-2となり、敗退となってしまうシャルケ。すると後半から怒涛の攻撃をみせる。まずは後半5分、右サイドFKからのこぼれを展開。PA内左でFWラウルの放ったシュートがジョーンズの手に当たり、PKを獲得した。これをフンテラールが左隅へ豪快に決め、2-1と逆転に成功した。スコア上は逆転したものの、2戦合計で2-2となり、アウェーゴールで下回るため、シャルケはもう1点を奪おうと奮闘する。

 そして迎えた後半25分、後半から果敢な攻撃参加をみせていた内田を起点に、8強入りを大きく引き寄せるゴールが生まれた。右サイドへオーバーラップした内田がPA内のラウルへパスを入れる。DF2枚を引きつけたラウルがゴール前へ走り込んでいたMFジョーンズへ技ありのヒールパス。ジョーンズが振り向きざまに、左足を振りぬくとシュートはゴールネットを揺らした。3-1とシャルケがリードを広げ、ついに2戦合計で3-2とトゥエンテを上回ることに成功した。

 その勢いは止まらずに後半36分にはダメ押しゴール。相手左CKからボールを奪うとカウンターで攻め込む。ジョーンズが自陣内から敵陣まで長い距離をドリブルで駆け上がると、右サイドへ走り込んだフンテラールへパス。PA内に入ったフンテラールは切り返しでDFをかわすと、冷静に左足シュート。ゴールネットを揺らし、自身のハットトリック達成となる4-1のダメ押し弾を決めた。このまま試合は終了し、4-1でシャルケが勝利。2戦合計で4-2となり、2回戦突破が決定。内田は3戦連続のフル出場で8強進出に貢献した。

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