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[Y☆voice146]柏U-18MF中川寛斗「トップも凄いけれど、アカデミーも凄いところを見て欲しい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第146回目は柏レイソルU-18のU-18日本代表MF中川寛斗選手(2年)です。

 155cm、48kgと小柄。フィジカルで相手を上回ることはないが、それでも徹底して磨いてきた基本技術と判断力、ポジショニングの質の高さでチームを一段階上のステージへ導く。世代屈指の頭脳派MFの今季の目標とは(取材日3月4日)


―(3月4日、プリンスリーグ関東1部の)千葉U-18相手にも今までと変わらないサッカーを展開した
「元々、千葉ダービーということでみんな気合入って試合に臨めたんですけど、相手が去年とやり方を変えてきて。プレッシャーのかけ方とか違ったし、少し困惑する場面はあったけれどみんなで話し合ってやれた」

―自分のパフォーマンスについては
「目立つことを意識するのではなく、チームメートの長所をいかに出せるか。陰ながら、『ボクがいなかったらこのチームはどうなるか』というプレーヤーになりたくて。(フィジカルが高くない分)目立てない分、誰かの役に立ちたいとか、それでチームに貢献できたらいいことだなと思っています。まあ満足することなくこれからも頑張りたい」

―身体能力が高くないからこそ、こだわっていることがある
「練習が終わってもやっぱり小さい人は足元がないとダメなので練習しています。といってもテクニック上手い人は何千、万もいるけれどボクは基本である止める、蹴るとか意識して努力しています。本当に基本なんですけど、三角形パスとか段々大きくしていったりしている」

―守備も本当に手を抜かない
「ボランチはチームの心臓だし、ひとりが手を抜いたらチームは崩れちゃう。チームが動かなくなるので責任を持ってやっている」

―新チームの手ごたえ
「新チームになってから、自分達をもう一回見直して甘かった部分はあったし、そこはみんなで話し合って、取り戻せた。崩れかけていたものをもう1回立て直せたし。(昨年の)Jユースは(チームの)個々がすごかったんですけど、僕たちもそれに流されてしまっていて(チームとしてのサッカーを貫くことができなかった)。今年に入っていろいろ話し合っていて僕らはチームでやろうと。団結して頑張ろうとやっています」

―チームとして目指しているのは
「トップともやり方が違いますけど、アカデミーがこういうサッカーをして僕たち選手がトップのサッカーのやり方を変えて、トップとアカデミーが同じサッカーをできるようにと思ってやっている。どんなに強いチームが来ても、『このサッカーで勝てるんだよ』というようにしたい。トップのネルシーニョ監督にも見てもらいたいです」

―個人としての今年の目標を
「この1年で9年分の夢と言うか、この1年で決まるから、今まで以上に勝負の年になると思う。努力も絶やさず、何も変えないで夢を純粋に忘れないで、サッカーを楽しんで、その結果プロになれたらうれしい」

―なかなか評価されづらいと思うが、評価してほしいと思うことは
「(自分を)見ては欲しいですけれど、目立つ選手が何故、目立つのかとか、何故って思って欲しいんですよね。どうしてシュート打てたのかとか、何故その選手が注目されるプレーができたのかとか。それを掘り下げていくといつもボクがいるんだなと。ボクがいるからその選手が活きる。そういうところは見て欲しい。チームが勝つことが一番なので(自分を)見てくれとはあまり思わないです。(それでも)段々評価されてきていると自分でも実感している。最初は評価されることが全然なくて、でも(アカデミーを統括する吉田)達磨さんに言われて、その言葉を信じて自分はやっていた。それを信じてやっていたら、そういう部分も見てもらえるんだなと思いましたね」

―見てくれている人は見てくれている
「掘り下げたらボクがいるんだなと思ってもらえればいいです。掘り下げなければ知らない人は知らないと思ってもらっていいですし」

―ゲキサカの読者にメッセージを
「レイソルが段々段々強くなっているところを見てほしいし、トップも凄いけれど、アカデミーも凄いところを見て欲しいし、ボク個人としては長所として裏への飛び出しとかあるんですけど、そのタイミングだとか、あとイメージングとかそういうところ、あとは基本要素である止める、蹴るも見て欲しいですね」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「Youth star voice」

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